11時に宿を出て、12時半の新幹線に乗り、雨の京都に戻る。
日曜の夕方のこととて、新幹線側の駅はものすごい混雑だ。
タクシーを拾うにも、雨のせいで、30分待ちだ。
結局、京都駅中央口からバスに乗る、雨じゃなければ歩いて15分なんだけれどね。
そのバスもまた大混雑で、嗚呼、京都に戻ったんだなと痛感する。
家に戻ると、玄関の前の桜が咲き始めていた。
これはとても遅咲きで、普段なら4月を過ぎてからようやく開き始める。
今年はどこの桜も開花がとても早いそうだけれど、この桜も例外ではない。
先日、この桜のひと枝が、折られて落ちていた。
明らかに折られた跡が他にもいくつかある。
落ちていた枝を、栄養剤を垂らした水に挿してく。
それが、咲いていたのです、今日家に戻ると。
そこだけぽっと明るい。
この桜と、その隣に生えている南天の枝が、今年に入ってよく折られていた。
枝ごと折り取られているのだ、若い綺麗な葉や赤い実のたくさんついている枝が。
初めは、前を通る子供たちの仕業かと思っていたけれど、子供の手の届くところより随分高い場所に集中している。
これって、またどこぞの料理屋さんの下働きの子が、取ってこいと言われてやったのだろうか?
前に一度、現場を押さえて、お説教をしたことがあるのだ。
そういえば、この冬にも、建仁寺の紅葉をとって叱られたミシュラン2つ星の料亭があった。
料理の飾りにする枝葉をいちいち買っていたら大変なのは分かるけれど、だからと言って、他所のを狙うのはいけません。
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。