
雨模様の午後、友人に誘われて、街に出た。
木屋町あたりの小路を真っすぐに下っていく。
あれ?舞妓さんだ!
お稽古帰りかな。
後ろ姿をパシャっと撮らせていただいた。
(ストーカーみたいでごめんなさい!)

舞妓さんと、「なんちゃって舞妓さん」(舞妓の衣装を着て観光地を歩く、という今流行のイベント)の大きな違いは、彼女たちの姿を見ればよく分かる。
本物の舞妓さんは、特別なイベントがない限り、昼間に正装をして街を歩く事はない。
お稽古ごとに忙しいのだ。
お化粧も、白塗りはせずに、衣装も普通の着物を着ている。
かんざしも、櫛も、最小限だ。
とても清楚で、ほんとうに可愛らしい。
昼間に、清水寺あたりを歩いている正装をした舞妓さんは、ほぼ間違いなく、「なんちゃって舞妓さん」だ。
「舞妓になって、清水を歩きましょう」というのは、それはそれで楽しい企画だけれど、なんだかな~
本物の舞妓さんは、はるかに綺麗で上品なんだもん。
若い頃、舞妓さんに憧れた。
ぽっくりを履いて、だらりの帯を締めて、綺麗なかんざしをさして・・・
冷徹なクラスメイトのひと言で、私の夢は砕かれた。ww
「○○ちゃんが舞妓になったら、背が2メートルは超えるんちがうん?そんな舞妓さん見た事ないし♪ww」
・・・納得しました。泣
