長征ロケットのペイロード部分を作りました。
ソユーズを作った時から不思議に思っていた四枚のエアロブレーキについて、先日、加藤様からコメントをいただきました。これが活躍するのは、緊急脱出時だったのですね。
私も、最近入手した書籍「放飛神舟」の中に説明を見つけました。そこでは、この部品をバドミントンのシャトルの「羽毛」に喩えています。ちょっと引用させていただきます。
「ロケットが高空に飛び、万一に緊急な状況が生じ、脱出システムを起動する時に、脱出モジュールの安全性を保証すべきであり、宇宙飛行士はその中でころがることをできるだけ避けたいので、設計者は整流カバーに四枚の羽毛すなわちグリッド翼を付け、それを利用して、脱出モジュールの重心を後に転移し、脱出中の安定飛行を実現できる。」
脱出塔のブースターが点火した時に展開して、安定した飛行ができるようにするもの、ということでしょうか。
N1ロケットの一段目下部にも、同じような部品がついています。あれほど巨大なロケットに、垂直の小さなフィンを付けても、あまり効果はないでしょうし。
脱出塔も作りました。一昨日の写真左下の紙を丸めることで、こんな形になります。うーん、簡単かつ合理的!後は、写真右のノズル12個を取り付けるだけです。
そのまた右下のブースター取り付けステーを見ると目眩がしますが、気合いを入れて完成を目指します。
| Trackback ( 0 )
|