宇宙機のペーパークラフトやプラモデル等の製作日記です。
宇宙機模型製作日記



 N1ロケットのペイロードが完成しました。

 一見、ただの筒ですが、細かな付属品が多くて、結構手間取りました。

 極めつけは、先端の脱出用ロケットのノズル8個!ここは是非、ホームページのクローズアップを見てください。

 後は、ブースターとの接続だけです。これは、三段目のベロに差し込むだけ!完成したN1ロケットの写真は明日に発表させていただきます。

 2005年は今日で終わりです。今年、ブログを始めたことは、自分にとって結構意味があったと思います。V2、N1と、入手しただけで作っていなかった模型が完成したのも、ブログの更新が励みとなったからです。

 さあ、来年は何を作りましょう。皆さんも良いお年を!


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 N1ロケットは、最後まで有人での打ち上げはされませんでしたが、月面着陸を目指した準備は進められており、月面用の宇宙服も作られていました。

 写真中央が、パーツに含まれていた宇宙飛行士です。宇宙服の写真を縮小したものだと思います。多分、ロケットと同じ1/144スケールでしょう。左後方が、宇宙船を格納する覆いの部分ですから、この中に「彼」が乗り込むことになっていたのです。

 宇宙服の正面と真後ろの写真が印刷された紙を貼り合わせ、余分な所を切り抜きます。高さ1cmとちょっと。写真右後方、工作用の虫眼鏡をのぞきながら少しずつ作業しました。クリックして拡大すると、作業の荒さが分かってしまいます。

 ホームページ「SPACECRAFT MODELING」の「ガガーリン、打ち上げの日」を更新しました。

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 年末の大掃除もしなくては……、と思いつつ、作業を進めてしまいました。

 N1ロケットのペイロードが形になってきました。先がやや細くなり始めている部分に、月着陸船(LK)が、さらにその先に、ソユーズを大きくしたような宇宙船(LOK)が格納されます。

 残りのパーツも、たったこれだけになりました。年内の完成が見えてきました!


 

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 N1ロケットのペイロード製作を開始しました。

 ひたすら、円柱と円錐を作ります。説明書には payload stack とあります。荷重の積み重ね?

 今作っているのは、宇宙船や月着陸船を格納する覆いの部分です。「ROCKET AND SPACE CORPORATION ENERGIA」にある構造図によると、一番大きな円筒の中には、二つのロケットブースターが格納されているようです。N1は5段式ブースターなのでしょうか?



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 出張から帰ってまいりました。
 
 N1ロケットもここまで形になりました。

 三段目まで完成すると全高が40cmを越えて、撮影に苦労します。

 このブースターによって打ち上げられたペイロードが、月への旅行と月面着陸を果たすはずだったのですが、第一宇宙速度(地球の衛星軌道に乗る速度)に達する前に失敗してしまいました。

 1957年に人類初の人工衛星を打ち上げて以来、現在のソユーズの打ち上げにも使われているR-7ロケットを思うと、最後まで成果を出せなかった、N1ロケット・ブースターは、公開したくなかった負の遺産だったのかも知れません。

 しかし、役に立たなかった縁の下の力持ち、その独特な形と、それに人生を懸けたであろう人々の歴史に、私は魅力を感じてしまいます。

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 N1ロケット・ブースター(こう呼ぶ方が正確な気がしまして)の二段目と三段目を接続しました。

 紙の可塑性を利用して、トラスを外に広げてから、一カ所ずつ接着です。今回も水性速乾ボンドを使用しました。

 トラスで接続されるロケット。単なる軽量化?それとも、分離前に次の段を点火するため?うーむ、気になるなあ。

 アポロのサターンVでは、各段が密閉されたリングで接続され、資料映像でも次段への点火は切り離した後のように見えます。

 ジェミニのタイタン・ブースターは一段目と二段目の間がトラスではないものの、リングに隙間があります。ジェミニカプセルの上に、脱出用のロケットがないのを不思議に思っていましたが、これは、二段目をそのまま脱出用につかうためでしょうか?

 ご存じの方がいらっしゃたら、教えてください。

 今朝から27日まで出張のため、更新ができません。10月末から毎日更新を続けてきたのに残念ですが、27日の遅くには、新しい記事を投稿する予定です。


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 N1ロケットの三段目が完成しました。

 二段目より小さい分、本体に付ける付属部品も小さくなり、結構手間取りました。
 
 このブログを見て、自分もN1を作ろうと思われた方のためにアドバイスです。説明書が恐らく間違っていて、D22とD21、D19とD20は逆に取り付けるべきだと思われます。要は、本体と同じ色の部品を取り付ければよいと。

 ロケット上部、四つのでっぱりは、ペイロードを固定するためのベロで、実機にはありません。念のため。

 明日は、三段目まで取り付けた、N1ロケットの雄姿をお見せします。



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 三段目の完成も間近!と言いつつ、細かなパーツの取り付けに手間取っております。

 今日は、最近読んだロケット関連の本、ということで。

 的川泰宣『逆転の翼』(新日本出版社、2005年)、近くの図書館で借りました。児童向けの図書ですが、内容は結構マニアックです。『宇宙旅行の父」ツィオルコフスキーの伝記から始めて、ソ連のコリョロフとアメリカのフォン・ブラウンの宇宙開発レースまで一気に説明し、メインは糸川英夫のペンシルロケットの開発秘話になります。

 まさに、読む「プロジェクトX」というところでしょうか。

 的川泰宣氏と言えば、『月をめざした二人の科学者』(中公新書、2000年)は必読でしょう。これと、アンドルー・チェイキン『人類、月に立つ』を読めば、もう、宇宙機模型を作らずにはいられません!

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 N1ロケットの三段目が形になりました。

 昨日、文章でうまく表せなかったエンジン部分の形状が分かって頂けるでしょうか。ノズルが決められた位置にぴったり納まるあたり、作っていて快感でした。

 ただ、反省を生かせないのは製作する私の責任、二段目でも、紙の厚さの関係で、本体内部のの直径より、エンジン部分の直径の方が大きくなって、取り付けに苦労した事を忘れ、接着の際に気づいて、また、エンジン部分の円周を1mmくらいカットするはめに。

 ともあれ、大きな作業は終わったので、後は、写真手前から右側のコンジット等を取り付けるだけです。それが終われば、三段目も完成!二段目のトラスに取り付けることができます。

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 またまたノズル作りです。今度はたった4個!

 例によって、同じパーツは一気に切り出し、一気に接着です。

 しかし、慣れは油断につながりやすいもの、左端の小さな円ですが、本当は印刷面がへこんだ三角錐にするはずなのに、逆に接着してしまいました。撮影後に気づいて、切り離して再接着というお粗末。

 写真手前のエンジン部分も、印刷面を内側にした三角錐になり、そこにノズルが付きます。左手奥の変な形をしたリングがぴったりはまります。ああ、上手く説明できませんが、明日の記事で、エンジン部分の完成写真をご紹介します。

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