増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年1月4日 仕事始め

2006-01-04 23:12:16 | 近況
増田院長記

本日は仕事始めである。始めのうちはリズムに乗るのに多少時間がかかったが、今年は勝負の年であると自分に言い聞かせて、一人一人丹念に治療した。今日は仕事始めの日なのかどうか、キャンセルやら予約変更やら当日客やらで、受付けの桐井さんは電話の対応に追われたが、プラスマイナスの末プラス1の38人の患者数を2人で診た。

当日の患者さんの中には1年ぶりに再来院した男性がいた。昨年末に駐車場で止めていた車に右後方からぶつけられて軽い鞭打ちで来た。整形外科医で処方された頚椎カラーをしている。昨年クリスマスイブの事故後の私の経験を話して、連続して治療をすれば短期に症状は改善することを説明し、納得して帰ってもらった。自分自身の経験があると言葉に迫力が出ますね。

それから、病院で坐骨神経痛と診断された50代半ばの男性が来院した。昨年10月の急性腰痛は消えたが、右大腿側方部に鈍痛が残っている。飛び込みの新患である。整形学的検査をしてもはっきりした神経根圧迫の反応はない。そこでアクティベータメソッドで調べて、疑いのある点をしらみつぶしに調べて治療した。台から降りて歩いてもらう。「いかがですか?」「ええ、ずいぶん楽になりました」。そこでマイナスイオン器にかけて休息してもらうと、すぐに寝息を立てて寝てしまった。
楽になったんでしょうね。この方はおそらく神経機能のアンバランスによる血液循環不全が原因と思われる。しばらく通ってもらうことにする。

このほか私が診た24人の患者さんは膝痛2名、腰痛2名、バネ指1名、左肩の50肩1名、背部痛1名、鼻炎1名、家族間の対人アレルギー3名、坐骨神経痛1名、下痢1名、肩腕痛1名、湿疹1人、赤ら顔1人、脳のもやもや1人などであった。


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2006年1月4日 博士の愛した数式

2006-01-04 00:31:35 | 本の紹介・感想
増田院長記

冒頭の題名の本(小川洋子著)を読んだ。非常に読後感がいい。非常に確かな腕を持っている。最近の文学動向にまったく頓着なく、この人が芥川賞を受賞している人とは知らなかった。全国の本屋さんが読者に一番読んでもらいたい本に推している本なのはむべなるかな。

素人の人間にも数学の美しさがわかる。特に阪神タイガースの元エースであった江夏豊投手の背番号28が完全数であったことをはじめて知った。この28の完全数がこの小説の通底音として流れている。完全数とはその素数の合計が元の数値と同じなる数のことである。28=1+2+4+7+14

これは交通事故で短期記憶をほぼ失った(80分しか覚えられない)数学博士の元に家政婦として赴いた女性とその息子(母子家庭)との心温まる交流を描いていて、
この殺伐とした世の中にこれだけ人間の基本的な感情を大事に扱う筆致に驚く。

オフィスの待合室この本をおいておこう。

さて1月4日のドラッカーの金言。「組織の惰性」。副題は「あらゆる組織が活動の評価尺度を必要とする」。APは「あなたが参加しているNPOに活動の評価尺度もたせてください」である。

私が参加しているNPOはない。政府に認定されてはいないが、非営利組織であるNAET JAPAN(アレルギー除去療法グループ)について考えてみたい。

この評価尺度にはいろいろある。まず、組織の自立性を確保するためには、セミナーや販売の収益がセミナー経費や組織の運営費を上回ることが絶対不可欠である。そのためには、常にセミナー受講生が増えるような政策をとっていかなくてはならない。この受講数がひとつの大きな目安となるだろう。

第2に、社会的に国民の信頼を得るためには絶えず自分たちの集団がその技量を維持向上させていることが大切である。このため、認定制度を設け、さらにその更新に必要ないくつかの措置も実施する。

第3に、常に活動しているためには、ホームページへのアクセスが増えるように工夫しなくてはならない。開業者リストや質問コーナーや症例報告へのアクセスが増えるようにする。


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