増田院長記
●本日は暇であった。患者数は20人弱。この調子がいつもだったら困るが、1月4日以来働きづめ、しかも一昨日は叔父の葬儀にも出たりとほぼ休みなしであったので、骨休めである。天の恵みである。
●そこで、月末のカイロ神経学の資料作りの作業に入った。海外文献をオンラインで三論文購入した。ついでに、索引にある無料文献も全部ダウンロードして印刷したので、一挙に15ぐらいの論文が手に入った。
購入した論文は以下の通り。
1、Pure midbrain infarction clinical, radiologic, pathophysiologic findings、Jong S. Kim et al NEUROGY 2005;64:1227-1232
純粋の中脳梗塞 臨床的レントゲン学的病態生理学的所見、著者は韓国ソウルのキム氏ら。神経学誌2005年通巻64巻
2Review Article Vertical nystagmus: clinical facts and hypothesis C. Pierrot-Deseilligny and D. Milea Brain 2005 128(6):1237-1246
論文批評 垂直眼振:臨床的事実と仮説 英国Brain誌2005年128巻(6月号)
3、Bowtie and upbeat nystagmus evolving into hemi-seesaw nystagmus in medually infarction Possible anatomic mechanism Neurology2004;62:663-665
延髄梗塞における半シーソー眼振に発展する蝶ネクタイ・上方眼振、神経学誌2004年62巻。
これに伴う引用文献で無料で手に入るものはすべてダウンロードしてプリントアウトした。
これまで、垂直眼振の機序と病理、病態生理学があまりわからなかったので、それを勉強しようというわけである。
ともかく教科書にでていることは10年以上も古い。まして、翻訳されて教科書とされているものはもっと古い。そうした古い知見で勉強しても得られるところは少ない。科学は日進月歩である。常に最先端の知見で武装されることが重要だ。
●本日、中年のご婦人がいびきを気にして、パタカラ(口唇力強化器具)を購入された。いびきは軟口蓋や舌の筋肉の麻痺による気道の閉鎖が原因である。パタカラにより、口唇力をつけ脳を活性化させると、これらの筋の麻痺が解消されていびきが治るというわけだ。パタカラは脳梗塞のリハビリにも効果があると言われている。当オフィスはなるべく商品は押し付けないようにしているが、関心のある患者さんは積極的に購入している。
●本日のドラッカーの金言である。「組織の精神」。副題は「重要なことはできないことではなく、できることである」。Action Pointは「同僚や部下の強みを見つけ、それらの強みを伸ばす手助けをしてください」である。
以前読んだドラッカーの本のどこかに、いい言葉があった。「部下は上司の短所を補い、上司は部下の長所を伸ばす」。これですね、これ。アメリカ史上最も偉大な大統領とされるリンカーンが北軍の総司令官にグラント将軍を任命しようとしたとき、周辺から「彼は酒癖があります」と難色を示す動きがあった。それに対して、リンカーンは「ワイン1ダースをプレゼントするように」と命令した。いい話ですね。この話思い出した。丸谷才一のエッセーに載っていたっけ。グラント将軍の卓抜な軍人としての能力を買っていたので、些細な欠点はどうでもよかったのである。第1、欠点のない人間なんて世界中探しても誰もいない。欠点を挙げたら、誰でも指導的位置につくことはできない。仕事もやらせてもらえない。
斉藤先生も短所は数多くあるが、しかし仕事に対する献身度や能力、これは人後に落ちない。これでいいのである。第1、私自身が欠点の多い人間であるのだから。桐井さんも事務のことになるとプロである。請求書や領収書などプロ並みのできばえである。すごい。私にはとても出来ない。
●本日は暇であった。患者数は20人弱。この調子がいつもだったら困るが、1月4日以来働きづめ、しかも一昨日は叔父の葬儀にも出たりとほぼ休みなしであったので、骨休めである。天の恵みである。
●そこで、月末のカイロ神経学の資料作りの作業に入った。海外文献をオンラインで三論文購入した。ついでに、索引にある無料文献も全部ダウンロードして印刷したので、一挙に15ぐらいの論文が手に入った。
購入した論文は以下の通り。
1、Pure midbrain infarction clinical, radiologic, pathophysiologic findings、Jong S. Kim et al NEUROGY 2005;64:1227-1232
純粋の中脳梗塞 臨床的レントゲン学的病態生理学的所見、著者は韓国ソウルのキム氏ら。神経学誌2005年通巻64巻
2Review Article Vertical nystagmus: clinical facts and hypothesis C. Pierrot-Deseilligny and D. Milea Brain 2005 128(6):1237-1246
論文批評 垂直眼振:臨床的事実と仮説 英国Brain誌2005年128巻(6月号)
3、Bowtie and upbeat nystagmus evolving into hemi-seesaw nystagmus in medually infarction Possible anatomic mechanism Neurology2004;62:663-665
延髄梗塞における半シーソー眼振に発展する蝶ネクタイ・上方眼振、神経学誌2004年62巻。
これに伴う引用文献で無料で手に入るものはすべてダウンロードしてプリントアウトした。
これまで、垂直眼振の機序と病理、病態生理学があまりわからなかったので、それを勉強しようというわけである。
ともかく教科書にでていることは10年以上も古い。まして、翻訳されて教科書とされているものはもっと古い。そうした古い知見で勉強しても得られるところは少ない。科学は日進月歩である。常に最先端の知見で武装されることが重要だ。
●本日、中年のご婦人がいびきを気にして、パタカラ(口唇力強化器具)を購入された。いびきは軟口蓋や舌の筋肉の麻痺による気道の閉鎖が原因である。パタカラにより、口唇力をつけ脳を活性化させると、これらの筋の麻痺が解消されていびきが治るというわけだ。パタカラは脳梗塞のリハビリにも効果があると言われている。当オフィスはなるべく商品は押し付けないようにしているが、関心のある患者さんは積極的に購入している。
●本日のドラッカーの金言である。「組織の精神」。副題は「重要なことはできないことではなく、できることである」。Action Pointは「同僚や部下の強みを見つけ、それらの強みを伸ばす手助けをしてください」である。
以前読んだドラッカーの本のどこかに、いい言葉があった。「部下は上司の短所を補い、上司は部下の長所を伸ばす」。これですね、これ。アメリカ史上最も偉大な大統領とされるリンカーンが北軍の総司令官にグラント将軍を任命しようとしたとき、周辺から「彼は酒癖があります」と難色を示す動きがあった。それに対して、リンカーンは「ワイン1ダースをプレゼントするように」と命令した。いい話ですね。この話思い出した。丸谷才一のエッセーに載っていたっけ。グラント将軍の卓抜な軍人としての能力を買っていたので、些細な欠点はどうでもよかったのである。第1、欠点のない人間なんて世界中探しても誰もいない。欠点を挙げたら、誰でも指導的位置につくことはできない。仕事もやらせてもらえない。
斉藤先生も短所は数多くあるが、しかし仕事に対する献身度や能力、これは人後に落ちない。これでいいのである。第1、私自身が欠点の多い人間であるのだから。桐井さんも事務のことになるとプロである。請求書や領収書などプロ並みのできばえである。すごい。私にはとても出来ない。