増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年1月9日 小児の慢性中耳炎

2006-01-09 20:31:16 | 近況
増田院長記

●世の中3連休だというのに当オフィスは営業をした。人が休んでいる時に働き、人が働いている時に休む。この姿勢で11年間やってきた。まあ正月休みは例外だ。この3連休で診た患者総数は120人。祝日休日を開院していることが定着してきた結果である。開業当初数年間は平日とあまり変わらなかった。

●パーマーカイロ大学在学中の学生から新年の通信がきた。いつの時代でも留学は楽ではないが、必須科目の増大や授業料の値上がりなど、環境は厳しいとの様子を伝えている。日本でもRMIT日本校の卒業生が輩出しているし、今後4年制のカイロ大学の創設が続くことから、国際基準のカイロプラクターはもはや希少価値ではなくなっている。そんなときに、わざわざ留学することの意味を深くとらえて過ごさないと、留学したものの…になってしまう。そうならないように、学校での勉学だけでなく、広く見聞を広めることが大切となるだろう。そのことを後輩たちに期待したい。

●遠方から来ている男の子は慢性中耳炎で耳の聞こえが悪い。これまでに数回、BBF、Egg mixなど数項目の治療をしただけだが、耳鼻科の先生に改善を確認してもらい、母親の目から見てもこれまで聞き返しが多かったのにそれもなくなったので、耳の聞こえがよくなった感じがする、と報告してくれた。慢性中耳炎の患者をまだ多く診たわけではないが、小兒の中耳炎は治りが速い。これには当方がびっくりする。バクテリア感染でない滲出性中耳炎の場合、アレルギーが原因であることが多い。

●Dr.DeviからNARF JOURNALの英文論文の校正依頼が来ていたので、この一番苦手な作業に取り組んでいる。なかなか進まないのでイライラしている。仕事を始めるのは得意だが、仕事を最後まで完成させるのは苦手な私としては、ちょっとつらい仕事である。早く終わらせよう!

●さて、ドラッカーの1月9日の金言。「企業としての個の確立」。副題は「トップマネジメント以外はすべてアウトソーシングできる」である。APは「価値、使命、ビジョンだけを考え、他のものはすべてアウトソーシングするべく検討してください」である。

そこで社員3人の有限会社という存在を超えて大きな課題について考えてみる。

価値:患者に満足してもらう治療サービス提供。そこに留まらず患者に感動してもらえるサービスの提供。これなくして、企業の存続はありえない。患者にとってかけがえのない価値の提供を心がける。

使命:いつどこでもこのような最高の質のケアサービスを受けられるようなネットワークを構築する。

ビジョン:このサービスの中核となるのは<アクティベータメソッド・カイロ神経学・NAET>の筋骨格・神経・アレルギー・感情の統合療法である。このためには創始者の原点を取り戻し、現代医学の最新成果を踏まえたカイロプラクティックの革命の過程を推進する必要がある。


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