『バラの刺青』 The Rose Tatoo (米) 1955制作
監督 ダニエル・マン
音楽 アレックス・ノース
主演 セラフィナ … アンナ・マニャーニ
アルヴァロ … バート・ランカスター
エステル … ヴァージニア・グレイ
ローザ … マリア・パヴァン
ジャック … ベン・クーパー
主題歌 『バラの刺青』 ( The Rose Tattoo ) 唄・ペリー・コモ
テネシー・ウィリアムズの戯曲を、舞台で演出したダニエル・マンが監督した作品。
ニューオルリンズ近郊のイタリアに住むセラフィナは、胸にバラの刺青をしていた亡夫が忘れられない。
酒場女のエステルも同じ刺青があるという噂でセラフィナは亡夫との関係を疑って悩んでいた。
15歳になる娘のローザにジャックという恋人ができたことも気に入らなくて、セラフィナは教会でわめく。
手を焼いた神父は屈強の若者アルヴァロに頼んでセラフィナを家まで送らせる。
セラフィナはエステルに会って真相を確かめ、噂が真実であったことで失望する。
アルヴァロはそんな彼女をやさしく慰め、セラフィナは彼の胸に飛び込んでゆく。
その胸にはバラの刺青が施されていた。
主題歌 『バラの刺青』は実際はこの映画の主題歌ではなく、映画をヒントに作られた楽曲で、
映画に誘発されて書かれたいわゆるインスパイア・テーマです。
この映画では、アレックス・ノースの『セラフィナのテーマ』など十曲以上を使っていますが
どれもヒットせず、ペリー・コモの『バラの刺青』に完敗してしまいました。
なお、『バラの刺青』はジャック・ブルックス作詞、ハリー・ウォーレン作曲によるものです。
He wore the rose tattoo
To prove his love was true
But hearts can lie, so why deny?
That roses fade and love can die
↓はペリー・コモの『バラの刺青』 YOUTUBEより