『雨の訪問者』 Le Passager de la Pluie (仏) 1969年制作
監督 ルネ・クレマン
音楽 フランシス・レイ
主演 ドブス … チャールズ・ブロンソン
メリー … マルレーヌ・ジョーベル
ニコール … ジル・アイアランド
トニー … ガブリエル・ティンティ
主題歌 『雨の訪問者のテーマ』 ( Le Passager de la Pluie ) 唄・セヴェリーヌ
挿入歌 『雨の訪問者のワルツ』 ( La Valse Du Mariage ) 演奏・サウンド・トラック
推理作家セバスチャン・ジャプリゾの書き下ろしシナリオで、若い人妻が大金をめぐる殺人事件に巻きこまれていくサスペンス作品。
南仏の季節外れのバカンス地、ある雨の午後にバスから降りた男が夫の留守を狙って若い人妻メリーを襲う。メリーはショットガンで
男を射殺して死体を断崖から海に投げ込んだ。翌日、メリーの前に謎のアメリカ人ドブスが現れ、「男を殺しただろう」と問いただす。
ドブスの目的は殺された男の持っていた赤いバッグでどうやら大金が詰め込まれていたらしい。メリーは殺人を否定するが彼女は
見知らぬ男たちからも付きまとわれる。ドブスは男たちからメリーを救い、メリーは不可解な事件の全容を知る。メリーが殺した雨の
訪問者は軍の公金を横領した男でドブスはそれを追ってきた軍の将校であった。やがて海中から死体が発見された。死体の手に
メリーのボタンが握られていたが、ドブスは証拠のボタンをそっとメリーに返して町を去っていく。
『雨の訪問者のワルツ』はフランシス・レイの作曲によるものです。本来の主題歌はエンディングでセヴェリーヌが物憂げに唄い
上げた『雨の訪問者のテーマ』ですが、それよりもメリーと「謎の男」がダンスを踊るシーンで使われたワルツの方がヒットしました。
このサウンド・トラックはフランシス・レイ楽団の演奏です。
↓はフランシス・レイ楽団の『雨の訪問者のワルツ』 YOUTUBEより
↓はセヴェリーヌの『雨の訪問者のテーマ』 YOUTUBEより