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『夢のデイト』 コニー・フランシス

2016-10-17 11:42:18 | 名曲セレクション

”Someone Else's Boy” Connie Francis



『カラーに口紅』『ボーイ・ハント』で日本での人気を決定付けたコニー・フランシスの1961年のヒット曲です。
この曲はアシーナ・ホージーが作詞、ハル・ゴードンが作曲し、アメリカでは『ブロークン・ハート』のB面として
リリースされ、A面のしっとりとしたバラードの『ブロークン・ハート』は全米7位のミリオン・ヒットとなりましたが、
B面の”Someone Else's Boy”はチャートには無縁でした。
日本でも当初はアメリカと同様に『ブロークン・ハート』のB面でタイトルも『サムワン・エルスズ・ボーイ』という
タイトルでリリースされましたがB面の方に火が付き、AB面を逆にして邦題も『夢のデイト』に変更してリリース
すると爆発的なヒットになり、また『ボーイ・ハント』で味を占めた日本語盤もリリースするなどコニー・ワールド
全開となりました。
日本の【今週のベスト・テン】では、1961年11月第3週に登場し年をまたいで18週間連続でランクイン、12月
第2週からは5週連続でベスト・ワンに輝いています。

Wow wow wow wow
In the lonely night
I wake up to find
Someone eise's boy
Always on my mind
But he dosen't know
How much I realiy love him so

↓はコニー・フランシスの『夢のデイト』  YOUTUBEより


↓はコニー・フランシスの『夢のデイト』日本語盤  YOUTUBEより



ニール・セダカの『カレンダー・ガール』を取り上げた時に、
 "これまでのシナトラやドリス・デイなどの大人のスンダード・ポップスに対してニール・セダカやコニー・フランシスの
  登場により、どちらかといえばローティーン向けの能天気な楽曲が多くなって、ポップスのターゲットが低年齢とへ
  進んでいくことになります。 (悪く言えば幼稚化) "
と記述しましたが、『夢のデイト』のヒットによりコニー・フランシスの幼稚化が顕著になってきました。
『ブロークン・ハート』よりも『夢のデイト』の方を選んだ日本のポップス・ファンが幼稚化していたのかもしれませんね。