”Felicia” Quinteto Pirincho
この曲はエンリケ・サボリードが作曲、フアン・ミゲル・ヴェリッチが作詞した古典曲で、1908年にダンスサロンでサボリードが
ピアノソロで初演しており、そのサロンの客の中のフェリシア・イラレーギの名をとって題名にしたといわれております。
失恋の悲しみを綴った歌詞がついていますが、唄われることは殆どなく楽団演奏曲として定着しています。
古典曲ですので幾多の名演がありますが、今日はキンテート・ピリンチョで取り上げることにいたしましょう。
このキンテート・ピリンチョはフランシスコ・カナロの小編成による五重奏団で、ピリンチョとはカナロの仇名です。
↓はキンテート・ピリンチョの『フェリシア』 YOUTUBEより
以前にこれと同じレコードを持っていました。YOUTUBEでは聞き取れませんが、アナログ・レコードで聞くと、バンドネオンの
空気を抜く音まで聞こえていて、目の真ん前で演奏しているような臨場感に感激したものでした。