”Nochero Soy” Osvaldo Pugliese
この曲は1956年オズヴァルド・プグリエーセ楽団のヴァイオリニストであるオスカル・エレーロが作曲、プグリエーゼ楽団の初演
による比較的新しいタンゴです。
タイトルにある”Nochero”(ノチェーロ)とは、 スペイン語で 「夜遊び好きの粋な人」のことで、日本では『夜遊び人』という邦題に
なっています。
演奏しているプグリエーセは、フィルポやペドロ・マフィアなどの楽団のピアニストとして活躍、一時エルヴィノ・ヴァルダロと
共同でオルケスタを編成したものの二年で解散し、再びフィルポ、ミゲル・カロ、ペドロ・ラウレンスなどの楽団を転々として、
1938年にようやくい独立を果たしました。楽団の特徴であるつぶやくようなリズムの中で深い哀歓を醸し出すことで、この
『ノチェーロ・ソイ』も非常に枯れた名演です。
↓はオズヴァルド・プグリエーセ楽団の『夜遊び人』 YOUTUBEより