”Sur” Anibal Troilo
この曲は1948年にアニバル・トロイロが作曲しオメロ・マンシが作詞した当時としては画期的な近代タンゴです。
タイトルの「スール」は、ブエノスアイレスの南地区を指しており、リアチェロ川界隈のポンページャ地区を詩的に綴りながら
失せた恋を重ねるという下町抒情歌です。
「古いサンファンとボエド通り、一面の空、ポンページャ、」、「スール、その先に酒場の灯り」、そして一つの恋が物語終わり
「死んでしまった苦き夢」とノスタルジックに結んでいます。
San-Juan y Boedo antigua, y todo el cielo,
Pompeya y más allá la inundación.
Tu melena de novia en el recuerdo
y tu nombre florando en el adiós.
La esquina del herrero, barro y pampa,
tu casa, tu vereda y el zanjón,
y un perfume de yuyos y de alfalfa
que me llena de nuevo el corazón.
↓はアニバル・トロイロ楽団の『スール』 YOUTUBEより
唄っているのはアニバル・トロイロ楽団の専属歌手であったロベルト・ゴジェネチです。