『アディオス・ムチャーチョス』 ホセ・バッソ楽団
”Adios Muchachos” José Basso 【YOUTUBEより】
『アディオス・ムチャーチョス』 フランスコ・カナロ楽団 唄:ロベルト・メイダ
”Adios Muchachos” Francisco Canaro y Roberto Maida 【YOUTUBEより】
1928年にフリオ・サンデルスが作曲、セサル・ヴェダーニが作詞した世界的なにも有名なタンゴです。
歌詞では、病床に伏して天国に召される直前に親しい友人に別れを告げ旅立って行くという悲しい内容ですが、
従来の古典の殻を突き破ったムーディーな楽曲で、本国よりもヨーロッパやアメリカで受け入れられました。
歌詞の内容はおおむね以下の通りです。
さようなら愛しき友よ、今まで親しく付き合った友よ
しかし今日限りで 別れを告げなければならない
さようなら愛しき友よ、運命には逆らえられない
私は病にむしばまれ、もう遊び歩くこともできなくなった
一途に愛した恋人や優しい母のそばで暮らした日々
美しく楽しかったあの頃の思い出が脳裏をかけめぐる
美しい彼女は女神よりも気高く、心から愛をささげた
神はそれをねたんで、母と恋人を私から奪い
私を悲しみの底に埋めてしまった
『黄昏のオルガニート』と同様に、演奏を聞くだけではその美しいメロディーから壮絶さが連想できませんね。
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2016-05-21 アルゼンチンタンゴ 『アディオス・ムチャーチョス』カルロス・ガルデル
我が身を代弁しているかのような歌詞です…
短くても幸せな人だと思ってしまいました。
だから世を去るときも、このような幸せそうな曲になったのではないかな・・
なんて感じていますが・・。
詞を教えてくださったので、いろいろ思い巡らせて聴くことができました。
ありがとうございます。
なるほど。
さすがにムベさんらしい素晴らしい解釈です。
私のような凡人には覚悟ができていても後ろ髪を引かれてしまうかもしれません。
召される時にとても幸せな人生だったと言えるのが一番なのかもしれませんね。
コメントありがとうございました。