港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『夕陽に赤い帆』 デヴィッド・ローズ楽団

2016-04-25 12:09:48 | 名曲セレクション

”Red Sails in the Sunset ” David Rose



1935年、イギリスのジミー・ケネディ作詞、ヒュー・ウィリアムス作曲によるスタンダード・ナンバーです。
アメリカではビング・クロスビーとガイ・ロンバード楽団がそれぞれ全米No.1に輝き、追随したマントバーニー盤も
2位を記録しています。
また、1951年にはナット・キング・コール、57年にはファッツ・ドミノ、60年にはプラターズなどもヒットしています。
今回は『慕情』などでお馴染みのロンドン生まれのデヴィッド・ローズ盤(1958)でアップいたします。

↓はデヴィッド・ローズ楽団の『夕陽に赤い帆』  YOUTUBEより



『二人でお茶をチャ・チャ』 トミー・ドーシー楽団

2016-04-24 12:16:28 | 名曲セレクション

”Tea For Two - Cha Chas” Tommy Dorsey & His Orchestra



原曲はアーヴィング・シーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンス作曲によるもので、1950年制作の映画『二人でお茶を』でも
主題歌としてドリス・デイが唄って大ヒットした楽曲です。
これをトミー・ドーシーがチャ・チャのリズムにアレンジしてダンス・ミュージックに書き換えています。

↓はトミー・ドーシー楽団の『二人でお茶をチャ・チャ』  YOUTUBEより


『チャチャチャは素晴らしい』 エンリケ・ホリン楽団

2016-04-23 14:45:56 | 名曲セレクション

”Milagros Del Chachacha” Orquesta Enrique Jorrin



1955年に発表されたヴァイオリニストてもあるキューバのエンリケ・ホリンの自作自演です。
チャチャチャ (正しくはチャ・チャ) は踊り子の床を鳴らすステップ音から生れたといわれていますが
どちらかといえばマンボに近いリズムで、今日では社交ダンス(競技ダンス)の種目となっています。
作曲者のエンリケ・ホリンはこの一曲でチャ・チャの父と呼ばれています。

Cuando sugiero que cha cha cha
Todo que eataba vino a bailar
Cuando sugiero que cha cha cha
Todo que eataba vino a bailar
El policia que estaba
El cenànclo cambiando
Al sentir el cha cha cha
No soltò y saliò bailando

↓はエンリケ・ホリン楽団の『チャチャチャは素晴らしい』  YOUTUBEより

『聞かせてよ愛の言葉』 リュシエンヌ・ボワイエ

2016-04-22 11:26:39 | 名曲セレクション

”Parlez-Moi D'Amour” Lucienne Boyer



前日のフランク・プウルセルに続き、今回は本家本元のリュシエンヌ・ボワイエです。
リュシエンヌ・ボワイエは、第一次大戦で父親を失って家族の生計を支えるためにキャバレー歌手となり、一時は
アメリカのブロードウェイなども経験、その後フランスに戻りジャン・ルノワールの門下に入って本格的な歌手を目指します。
1930年には師匠であるジャン・ルノワール作品であるこの曲をレコーディングして第一回ディスク大賞を手にしています。

Parlez-moi d' amour
Redites-moi des choses tendres
Votre beau discours
Mon cœur n' est pas las de l' entendre
Pourvu que toujours
Vous répétiez ces mots suprêmes
Je vous aime

↓はリュシエンヌ・ボワイエの『聞かせてよ愛の言葉』  YOUTUBEより



また、パリの芸術家たちが集まるモンパルナス生まれの彼女は、絵画のモデルをしていたこともあったようです。
画家・藤田嗣治の「カフェにて」のモデルはリュシエンヌ・ボワイエだと言われています。



『聞かせてよ愛の言葉』 フランク・プウルセル楽団

2016-04-21 14:18:22 | 名曲セレクション

”Parlez-Moi D'Amour” Franck Pourcel Orchestra



この曲は1930年にリュシェンヌ・ボワイエがレコーディングして大ヒットし、フランスにおいてその年から始まった
ディスク大賞でグランプリに輝いたシャンソンの古典的な名曲です。
作詞・作曲したのは画家のピエール・オーギュスト・ルノアールの次男で映画監督としても有名なジャン・ルノワールの
1923年の作品といわれています。
この曲を演奏しているフランク・プウルセルは自前の楽団を持つ前はリュシェンヌ・ボワイエのバック・ヴァイオリニスト
を務めており、彼女の持ち歌であった『私の心はバイオリン』と同様にこの曲に対する強い思い入れがあったようです。

↓はフランク・プウルセル楽団の『聞かせてよ愛の言葉』  YOUTUBEより