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旅の友・ポップス編 (195) 『欲望のブルース』

2017-08-21 11:59:09 | 旅の友・ポップス編

『欲望のブルース』 ベルト・ケンプフェルト楽団
”The Aim Of My Desire” Bert Kaempfert Orchestra 【YOUTUBEより】


ブルースの帝王と呼ばれたベルト・ケンプフェルトの演奏によるシリーズの一曲なのですが、大半の曲は
ケンプフェルト自身が作曲していますが、こちらは1961年メッサー(Mosser)によるものです。
【P盤アワー】で取り上げられて、1961年6月頃にヒットしています。

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旅の友・ポップス編 (194) 『戦場の恋』

2017-08-20 13:32:24 | 旅の友・ポップス編

『戦場の恋』 エディ・フォンティーン
”My Heart Belongs To You” Eddie Fontaine 【YOUTUBEより】


アメリカのワーナー・ブラザーズで制作された連続TV映画『ギャラントメン』Gallant Men(1962-63)の主題歌で、
日本ではまだ放映されていなかった1962年10月頃にレコードが先行してリリースされました。
作詞・作曲はサイ・ミラー、唄っていたのはほとんど無名だったロカビリー歌手のエディー・フォンティーンで彼は
ピート・アンジェロ上等兵役としてレギュラー出演しています。
日本では1963年2月から7月まで、NETをキー局として全25話が全国放映されていました。

Now and forever eternally true
my heart belongs to you
Wherever I may go
Wherever I may do
Till the end of time
my heart belongs to you
When other dreams have died
When other lovers are through
For a thousand years
my heart belongs to you

  ***

戦争は悲劇を生むだけ…
二度と戦火にまみれてはなりません。

旅の友・ポップス編 (193) 『闘牛士のマンボ』

2017-08-19 11:38:04 | 旅の友・ポップス編

『闘牛士のマンボ』 ペレス・フラード楽団
”La Macarena” Perez Prado Orchestra 【YOUTUBEより】


原曲は1946年にスペインのベルナルディーノ・バゥティスタ・モンテルデが、セビリア市内のマカレナに祀られた
聖処女マリア像を題材にして作曲したパソ・ドブレ『マカレナの乙女』です。
これを1956年にペレス・プラードがマンボにアレンジ、世界的にも大ヒットしてマンボ・ブームに拍車をかけました。
ペレス・プラードといえば多くのヒット曲を世に送り出していますが、ラジオ関西の電話リクエストの残党の
私としましてはこの曲がベスト・ワンです。

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旅の友・ポップス編 (192) 『禁じられた恋のボレロ』

2017-08-18 11:53:53 | 旅の友・ポップス編

『禁じられた恋のボレロ』 ファルー
”L'amour de Laurè” Feirouz (Fayruz) 【YOUTUBEより】


この曲に関しましては資料がなく、私にとっては謎の曲でもあります。
原曲はアラビア民謡ともいわれていますが定かではありません。従いまして作詞・作曲者も不明で、唄っている
歌手のファルーについてもトルコ生まれでフランスで活躍したピアニスト兼歌手という程度しかわかりません。
タイトルはフランス語で”L'amour de Laurè”とありますので直訳すれば『修道女の恋』ということなのでしょう。
どうやら、アルジェリア動乱に咲いた恋を唄ったもののようです。

原詩の内容は次のようです。(ジャケット裏面より)
  おお、魂を悩ます恋のあらわれ
  恋の悩みを与えたものよ
  独り居の私の夜を思わないか
  真心こめてわたしたちは約束したよ
  (コーラス)
  その夜は夢、夢のよう 広い浜辺
  憧れとその調べよ 静かに進み行くもの
  誓いの前に 日々は楽しい
  真心こめて睦言をもとめる

日本ではフィリップス・レコード(日本ビクター)から1961年の春にリリースされ、【今週のベストテン】においても
5月から6月にかけて6週にわたってベストテン入りしていました。(最高7位)

当時、水原弘のカヴァー盤もラジオからよく流れていました。


旅の友・ポップス編 (191) 『世界の果てに』

2017-08-17 12:36:04 | 旅の友・ポップス編

『世界の果てに』 ブレンダ・リー
”The End of The World” Brenda Lee 【YOUTUBEより】


1962年にシルヴィア・デイが作詞、アーサー・ケントが作曲、愛する人を失った悲しみを切々と綴ったバラードで、
1963年にはスキーター・デイヴィスが唄って全米でミリオン・セラーの大ヒットとなりましたが、当時の日本では
チャートにも話題にもあがっておりません。
この曲が広く知られるようになったのは1964年春にリリースされたブレンダ・リーによるレコードでした。
ブレンダも日本では『ダイナマイト』『ダム・ダム』『淋しくって』などのマイナー・ヒットはあったもののヒットチャートを
揺るがすような人気はありませんでしたが、1963年の『愛の讃歌』『サンフランシスコの思い出』『世界の果てに』の
三部作で大きく開花しました。

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