最北の島、礼文島には縄文人が暮らしていました。
島の北部と南部からは縄文時代の重要な遺物が出土しています。
中でも興味深いものは北部の船泊遺跡から発掘された人骨からDNAが取り出され解析されて、それを元に復元像が作られたことです。
それ以外にも礼文島には存在しないヒスイなども発掘され、礼文島と本州の間に交易があったことが確認されました。
個人的に気になったのは司馬遼太郎が礼文島のヴィーナスと呼んだマッコウクジラの歯を加工して作られた女性像です。女性像以外にもクマなどの動物像が展示されていました。そのほかにも海獣や鳥の骨から作られた釣り針などの加工品などなかなか盛りだくさんの展示物がありました。
縄文人の復元像
礼文島のヴィーナスなど
クジラの歯を加工したクマ像
ヒスイ加工品
鳥骨製の骨針(重文)
海獣犬歯製の釣り針(重文)
鳥骨管玉(重文)