『何億もの人々が食料不足にあえぐ中、ほかの何億もの人々は食べすぎて
肥満や肥満症を引き起こしているのだ。
現在・・・標準体重に達していない人より、太りすぎの人の方が多い』
私は「食」というものにすごく興味があります。美食家とは程遠いが、毎日口にするもの・・・
ただ、お腹がいっぱいになればいいというものではない。
おいしくて、体にいいものにこしたことはない
日本にも伝統食があるように、世界の国々にも素晴らしい伝統食があるはずだ。
私はこの本にもそういうことを期待して図書館に予約していた。
しかし、見事に裏切られた
国が豊かになればなるほど、「飽食」になり、添加物が加えられたインスタントもの
保存できるレトルトや缶詰などが増えてきているのではないだろうか・・・
この本は世界24か国、30家族の一週間の食材を公開している。
食べ物と一緒にそれを食べている家族も並んで写っているのだ。
この本は私に衝撃を与えた・・・
すごくたくさんの食材を前に写ってる国々の人々を見て考えさせられた。
家族の人数も多いかもしれないが、一週間でこんなにも食べるのか
「我が家は貧乏なのか・・・」と思う程、おそろしい量でびっくりした。(数カ国を除いて)
287ページ、オールカラーの「地球の食卓」 TOTO出版 2800円
ピーター・メンチェル+フェイス・ダルージオ
ぜひ、図書館に予約するか、本屋さんで手にとって見て欲しい。
市場やスーパーの様子、料理をしているキッチンの様子
マクドナルドの数、一人当たりの肉やアルコールの量、平均寿命、肥満人口の率
その他いろいろな統計もとっていて興味深い。
生きるための食べ物。たくさんの写真からものすごいエネルギーを感じた。
しかし、今までそこで採れた作物だけを食べていた国にもじわじわと先進国の
食べ物が浸透してきている。これは豊かになっているとは思えない。
メタポリックシンドロームに悩まされないようにと祈るばかりであります
世界中の人々が分かち合って食べたら、飢える人もいなくなるのでしょうが・・・
そのバランスが難しいのでしょうね
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