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山口の更生

2020-10-04 03:29:12 | 日記

TOKIO25周年ツアーに長瀬智也が反対した理由「山口逮捕で”復活計画”が白紙になった」

2021年1月、TOKIOの長瀬智也(41)が、ドラマ「俺の家の話」(TBS系)に主演する。長瀬は同年3月にジャニーズ事務所退所が決まっており、“ジャニーズ”としての最後の大仕事になりそうだ。

「長瀬が演じるのは元レスラーです。父親の介護と遺産相続を巡って女性ヘルパーや家族とバトルを繰り広げる異色のホームドラマで、脚本を宮藤官九郎(50)が手掛け、TBSの磯山晶さんがプロデュースしている。この3人は『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)や『タイガー&ドラゴン』(TBS系)などを生み出してきた名チーム。“有終の美”を飾るのに、間違いのない布陣になっている」文春オンライン 長瀬智也(Johnny's netより)

 長瀬が24年にわたって苦楽をともにしたTOKIOと袂を分かつ決意をしたのは、ご存じの通り、TOKIOの元メンバー山口達也(48)の脱退がきっかけだ。山口が脱退したことでTOKIOは音楽活動を休止。昨年行う予定だった25周年記念ライブツアーも中止した。

長瀬が反対した、山口不在の音楽活動

 山口1人の脱退で、TOKIOは大きく形を変えた。脱退者が続出するもグループ活動を存続させ続けている関ジャニ∞やNEWS、KAT-TUNと比べると、その影響は甚大だ。

「当初は山口の代わりにサポートメンバーをいれて、音楽活動を再開させる計画もあったようです。しかし、長瀬が反対した。作詞・作曲もこなす長瀬が、音楽面で最も頼りにしていたのが山口だったのです。デビュー曲の『LOVE YOU ONLY』からして、フロントマンこそボーカルの長瀬だが、実質はベースの山口とのツインボーカル。2人で交互に歌い、他のメンバーがコーラスという構成です。『AMBITIOUS JAPAN!』でも、サビの部分は長瀬と山口が交互に歌っています。長瀬にとって、山口なしでの音楽活動は考えられなかったのでしょう」(音楽関係者)

 一方で、城島茂(49)、国分太一(46)、松岡昌宏(43)が選んだのは、“TOKIO復活”の芽を育てることだった。

「彼らは状況をよく理解して静観していました。そして選んだのが、来年4月1日付で『株式会社TOKIO』を設立して独立し、グループとしての活動を続けること。実はこれこそ山口復帰への第一歩となるはずだったんです。頃合いを見計らって、山口を裏方として迎え入れ、どこかの節目で長瀬も入れて、いつの日かTOKIOとして復活させようとしていました。

 しかもこの計画には藤島ジュリー社長も咬んでいる。株式会社TOKIOは城島社長、国分、松岡両副社長のトロイカ体制と言われていますが、登記上の実際の代表取締役はジュリー社長で、3人は取締役です。TOKIOはジュリー社長が初めて売り出したグループですから、それだけに思い入れも強いのでしょう」(前出・スポーツ紙芸能記者)

白紙になった“TOKIO復活計画”

 しかし、そんな計画が静かに進行している最中、9月22日に山口が酒気帯び運転で現行犯逮捕された。東京・練馬区桜台の交差点で、山口の運転する1200㏄の大型バイク、ハーレーダビッドソンが信号待ちの車に突っ込んだのだ。駆けつけた警官によるアルコール濃度検査で、道路交通法違反の基準値の0・15ミリグラムを大幅に超える0・7ミリグラムが検出された。

「今回の酒気帯び逮捕で、遠大な“TOKIO復活計画”は白紙になってしまいました。それでもファンとTOKIOのメンバーはまだ、いつの日か復活する一縷の望みを抱いているはずです」(同前)

 “転落”に歯止めがかからない山口だが、メンバーが彼を必要とするのにはワケがある。

”寄せ集め”のTOKIOをまとめたのは……

「TOKIOは1989年にバラエティ番組『アイドル共和国』(テレビ朝日系)で城嶋と山口が結成した『城島茂バンド』が始まりです。そこからメンバーの合流や脱退を重ね、1994年にTOKIOとしてデビューしました。ジャニー喜多川氏の鶴の一声でメンバーが決まった同世代の光GENJI、SMAP、V6などと比べると、TOKIOは “寄せ集め”なんです」(テレビ関係者)

 しかしそんなメンバーたちをまとめたのが山口です。TOKIOのリーダーは最年長の城島ですがいじられ役。やんちゃな松岡に、甘えん坊の国分、そして最年少でスターの長瀬。クールな山口はそんななかで前に出すぎず、グループのバランスをとっていた。不祥事を起こすまでは、TOKIOの大黒柱といっていい存在でした」(同前)

 山口はTOKIOで最も早く、2008年に結婚。その後2人の男の子の父親になっても、サーフィンを愛するスポーティーなイメージを崩さず、ノースリーブのたくましい二の腕は山口のトレードマークだった。その頼りがいのあるイメージから、情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)や「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系)の司会をこなし、アイドルとは違う面でも評価を得ていた。

山口は潜水士、棟梁、船長としても活躍

「特に『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)での貢献は計り知れません。他メンバーが個々の仕事でスケジュールが合わない中、山口が大活躍して番組を支えていました。東京湾を再生する『DASH海岸』という企画に合わせて潜水士の資格を取ったり、手先が器用で大工をやらせりゃ『棟梁』、船に乗せれば『船長』と呼ばれました。筋肉質だけど、足も圧倒的に速くて、リレー企画では必ず最後に見せ場を作っていました。しかし山口が脱退してからは企画も行き詰まりがちで、長瀬が脱退する来年3月いっぱいでの番組終了が濃厚です」(テレビ誌記者)

 その担当楽器と同じく、ベースとしてTOKIOを支えた山口。その全てを台無しにしてしまったのが酒だ。

「スポーツマンの山口は酒が好きで、強いことも自慢でした。元々は陽気な酒でしたが、2016年に元妻とのすれ違いが理由で離婚してからは泥酔することが多くなり、酒癖も悪くなっていった。2017年に妻子がハワイに移住して、息子2人と会えなくなった事も精神状態の悪化に輪を掛けてしまったようです」(前出・スポーツ紙芸能記者)

 そして、2018年2月に泥酔して自宅で女子高生だったタレントに強引にキスし、同年4月に強制わいせつ容疑で書類送検されたのだ。釈放後はアルコール依存症の治療のために入院し、退院後は寺に通いながら読経や写経、境内の掃除などをしながら表向きは謹慎生活を送っていた。

豪邸は5億円で売却、家賃8万円は“謹慎”の一環

「山口が家賃8万円のアパートに住んでいたと報じられ衝撃が走りましたが、金銭的には困っていないはずです。昨年、3億円で購入した都内の豪邸には5億円で買い手がつき、相当の売却益が出ていると言われている。大部分を妻子に渡したようですが、手元にも幾分かは残っているでしょう。今回の事件で乗っていた1200㏄のハーレーダビッドソンは100万円以上しますし、カスタムにも金が掛かる。保管場所を借りる金も必要です。家賃8万円のアパート暮らしは“謹慎”の一環だったのでしょう」(音楽関係者)

 TOKIO復活は山口の更生にかかっている。


『E.T.』

2020-10-03 08:31:34 | 日記

『E.T.』が“不朽の名作”と呼ばれる理由 コロナ禍だからこそ感じられる新鮮な響きも

視聴者からのリクエストで放送作品が決まる『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)リクエスト企画第3弾で、映画『E.T.』が10月2日に放送される。1982年公開、言わずと知れたスティーヴン・スピルバーグ監督の屈指の名作で、世界中で大ブームを巻き起こしたSFファンタジーだ。10歳の少年エリオット(ヘンリー・トーマス)と、300万光年の彼方からやってきて地球に取り残されてしまった宇宙人E.T.とのピュアで不思議な友情が描かれる。  公開当時史上最高の興行収入を記録した本作だが、まず当時宇宙人を「侵略者」としてではなく「友人」という共存できる相手として描いた点が新しい。

外見はもちろん、育った環境、言葉も全く異なり一見「共通認識」が皆無かに思われる相手と、少年が心を通わせていく。  シワシワの外見にギョロっと大きな目と、一目見れば忘れられないあまりに特徴的な風貌で、必ずしも万人に好意的に受け入れられる見た目ではないが、少年エリオットやその兄妹と同じく視聴者にとってもE.T.が敵対する存在ではないどころか、興味深く感じられ徐々に愛くるしい存在に思えてくるから不思議だ。子どもの固定概念のない真っ新な感性、直感・嗅覚の良さ、何より旺盛な好奇心で、究極の他者である未確認地球外生命体という存在と共生し理解を深めていく。

この2人の融解が相手のことを「知ろう」とする気持ちさえあれば、関心を寄せ合うことができ唯一無二の友人にさえなり得るということを教えてくれている。また「未知との遭遇」時、大人よりも余程子どもの方が柔軟に対応できることが対照的に描かれる。  さらにE.T.とエリオットは同じことを感じ、シンクロするようになっていくのだが、これもまた一つの理想、我々の願望を見せてくれているように思う。全くの他人が自分と同じ気持ち、感覚を共有してくれる、言葉を交わさずとも自身も目の前の相手の感情が手にとるようにわかる。「自分は一人じゃない」という抜群の安心感、「一人じゃなくて、二人で一つなんだ」という万能感は凄まじいことだろう。「自分を受け入れてくれ、相手も自分を必要としてくれている」という存在がいることによってもたらされる自己肯定感は計り知れない。多感な時期こそ、自分が世界から一人取り残されてしまったかのような疎外感を抱いたり、周囲に味方がいないよう感じられることもあるが、まさにエリオットの心情とE.T.が置かれた状況が重なっており放っておけなかったのかもしれない。  

「君を守ってあげる。一緒に大きくなろう」というエリオットからE.T.に向けられた言葉は、一方的に「保護する側」と「保護される側」という構図ではなく、自分も含めた2人の未来に対して発せられたものだろう。   E.T.が何度も発する“Home(ウチ)”という言葉も、このコロナ禍に観るからこそ新鮮な響きを伴って感じられることがある。Homeに帰ることをひたすら望むE.T.が、Homeから気軽に出かけられない我々に「帰れる場所が当たり前にあること」のありがたみを教えてくれているようにも思える。  

せっかく仲良くなれた親友が、ここではないどこかに帰るべき場所があり、それを望んでいると知ったエリオットは、その事実をすんなり受け入れられたのだろうか。そこに葛藤があったのか否かはっきりとはわからないくらいに、エリオットは自然とE.T.が宇宙船と交信するための通信機器作りに協力する。  NASAの人間に追われながらも、ある意味何の義理もないE.T.のために走り出さずにはいられない。気がつけば自然と手を差し伸べている、少しでも役に立ちたい、相手の希望を叶えたいと無心で自転車を漕ぎ続けた結果、あの少年たちが空を飛ぶシーンが待ち受けているのだ。「空を飛びたい」とは幼少期誰もが一度は願ったことのある夢の一つだと思うが、自分のためではない誰かのために必死で駆け抜けた結果にそれが叶うのもまた示唆に富んでいる。  

ラストには、エリオットがさらにもう一段人間的な成長を遂げるシーンが描かれる。どんなに心通い合う相手だとしても、それぞれに「居るべき場所」や「待っている人」がいて、四六時中一緒にいられるわけではないことを理解した上で、距離が離れていても互いに心で繋がっていられることをラストシーンで自然と受け入れるのだ。  

人類がこれまでの活動を一旦ストップさせることを余儀なくされ、ソーシャルディスタンスによって他人どころか自分以外の全ての人との距離が保たれてしまっている今、“未知との遭遇”がなかなか起こりづらい環境下だからこそ見えてくる、本作が不朽の名作と言われる所以を確かめてみてほしい。

最後まで見たのは初めてかもというか自転車で月の前を飛んでるイメージしか頭の中に残っていなかったかも

じっくり観てしまいしまいました。