眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

オーバーレコーディング

2017年02月08日 | Weblog


午前中、年一回の健康診断の為、名古屋音大から歩いてすぐの名古屋公衆医学研究所へ。
広響時代は広島の街にある健康診断所に毎年行っていた。
街のど真ん中にあったから朝9時からでも長蛇の列で終わるのに長い時で2時間かかっていたが、今日の診断はすぐに受付できて20分で全ての診断が完了。
胃の検査では例の発泡剤とバリウム。
診断中に我慢していたゲップが「ゲプ」と早速出てバリウム2杯目のおかわり。
朝から何も食べてなかったので空腹は満たされ、ストロベリー味で飲みやすくなったとはいえ、やっぱりバリウムである。

昼から名音大の研究室で練習。
久しぶりに4時間あるのでゆっくりリードを選びさらおうと思ったら昨日までの大学院、4年生の実技試験が終わった学生が部屋へ続々とやってきて試験の感想や世間話をしてあっという間に4時間が過ぎる。
でも学生と色んな話しができて面白い。

夕方、新幹線で浜松へ。
県大会を抜けたヤマハ吹奏楽団のクラリネット四重奏のレッスン。
今年ヤマハに入社したばかりの若い4人組で3時間ぶっ通しのレッスンでも若いから全然バテない。
曲はヒケティックのスリーラテンダンス。

そういえば12年前エリザベト音大の学生がこの曲やりたいと楽譜を持ってきて、でも参考になる音源がなくてスコアだけじゃ曲がわかりにくいと。
今ではよくやるメジャーな曲も当時はあまり知られていなかったみたいだ。

ちょっと暇な時にこんな音がする曲だよとスコアを見ながら家で多重録音(オーバーレコーディング)した物を学生に聴かせた。
当時は放送局にあるような立派な装置は家にはないので、まずパソコンにメトロノームを曲の長さ分録音する。
それをクリックにベース、バスクラから重ね録り。
その後、3rd.2nd.1stと順番に重ね録り。
途中ズレたりするともう一回最初から撮り直し。
最後の方になるとズレてるけどスルーしている箇所も。
重ね録りするからだんだん音質も悪くなり、あんまり聴けた録音ではなかったが曲の原型くらいはわかるかなと試みた事がある。

コレがその録音

今聴くとバランスも抑揚もない参考にならない演奏だが曲がわかる程度。
今では2万円も出せばデジタルでいい音質で簡単に重ね録りできるマシンが出ているのだ。
マイクとセットで欲しくなってきた〜。

ちなみに放送局で多重録音した録音はコレ

昔、TV局で録ったクリックなしの一発勝負の録音。
やっぱり1千万の機材は凄いな。