弁慶草です。
我が家の車庫は、ギリギリ車一台を止められるスペースしかありませんで
玄関に入るには、その車庫を通るしか侵入経路がないため
車が止まっている時は、太った人は到底入る事ができません。
以前、私の車を入れていた時は
車が止まっている時は、私が在宅していると言うことで
近所に住んでいる友人がちょくちょく遊びに来ていたのですが
その友人は、LLサイズの巨乳だったため
車の前で、携帯を鳴らすのがチャイム代わりになっておりました。
当時、学生だった息子たちは
トランクを踏み台代わりにしてジャンプしながら
出入りしていたありさまで
車が汚れていたりすると、夫のスーツが憂き目をみておりました。
今は、長男がそこの車庫を使っており
巨乳の友人も引っ越したため
以前ほど不便を感じることもなくなりましたが
たまに車の止め方が悪かったりすると
太った新聞屋さんが侵入を阻止されて、新聞が新聞受けではなくて
門柱の上に乗っかっていたりしますが
郵便物は、どんな場合でもちゃんとポストに入っているので
おそらく我が家担当の郵便配達の人は
痩せている人を選抜しているに違いありません。
そんな訳で、夫の車は徒歩30秒ほどのところにある駐車場に止めているのですが
先日、そこの大家さんが我が家にやって来られまして
突然で申し訳ないけれど、駐車場を閉鎖することになったと言われます。
我が家の周りには、そこの他に駐車場などありませんので
そんなこと言われても困りますが
今まで、格安の料金で貸して下さっていた事を考えると
感謝こそすれ、文句など言える道理がありません。
しかしながら、今までお世話になったことの御礼なんぞ言いながらも
内心は、途方に暮れる思いでいっぱいです。
かくなるうえは、早急に長男に家を出て行ってもらって
夫の車を小さな車に買い替えて我が家の車庫に止めるより手立てはなかろう
などと打開策を考えておりますと
もし駐車場を探しても見つからない場合は
大家さん所有の空き地を使ってくれて良いから
と言って下さったので
長男も追い出されずに済んだのでした。
駐車場など見つかる訳がありませんし
そこをお借りすることに決めて、改めてそのお願いに伺ったのでしたが
その大家さん、ご親切にも
我が家のために、より近い駐車場を探して下さっており
同じ地主仲間の人に話しをつけておいてくれたのでした。
大家さんがいくつものアパートを経営していることを知ったのはその時で
悠々自適で羨ましい限りです、などと申しましたらば
未だに何億というローンを抱えておられるそうで
税金やら修繕費やらの維持管理費も相当かかるので
いつも資金繰りに追われていると嘆いておられました。
家賃もまともに払ってくれる人ばかりではないそうで
駐車場代ですら、毎月決まった日にきちんと支払っていたのは
我が家だけだったそうですから驚きです。
最近の人は、きつく言うと逆上するし怖いからねぇと
悲しげに笑っておられました。
車一台分の土地で、途方に暮れている私などからしたら
地主さんほど羨ましい存在はないと思っておりましたが
傍で見ているのと内情は乖離しているようで
何処も大変だということなのでしょうね。
ご主人さまが大病を患って闘病生活を余儀なくされると話しておられたので
おそらく、駐車場売却もそのためなのでしょう。
そんな大変なときに、我が家の駐車場探しまで尽力頂きまして
ありがたいことでございました。
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