尊敬する人の話

栄養不足なのでしょうか、安物の除光液のせいなのでしょうか、親指の爪が次から次に横に割れてしまって困っております。
すごく痛いわけではないのですが、そのままにしておくと衣類などに引っ掛かってしまいますし、絆創膏を貼ってもトイレに行ってタイツの上げ下げをすると剝がれてしまいますし、親指を使わないでタイツを上げるのは至難の業ですし、と言った具合に、指先のちょっとしたことで人間はこんなに苦労するものなのかを実感している今日この頃であります。


さてさて、先日のこと

嬉しい電話を頂戴いたしました。

私が初めて就職した時の直属の上司の方です。初めて対面した時、神田正輝が現れた！と思ったほどの男前さんです。
当時、独身寮と家族寮が同じ公団の中にあったので、ホームシックの私に奥様手作りのお料理を届けてくださったりと、ご家族ぐるみでお世話になりました。

その後、年賀状のやり取りだけになってしまいましたが、かつての夫が女性問題を起こした時に、人間とはおかしなことを考えるものでありまして、

そのような尊敬申し上げる素晴らしい方でも、女性問題を起こした事があると言うのならば、夫を許してやろうと考え、遠路はるばる相談に伺ったことがありました。
（その答えは、NOでした。）
その後、長男が仕事を辞める度に、その方の会社で修行させて頂きたいと思ったものですが実現ならずでありまして・・・そのような方と出会っていたら長男の人生も変わっていたかもしれませんが。


ついぞ昨年千葉を離れるときも、お会い出来ないままで

ちょうど、先行き不安だらけの長男夫婦のことで思い悩んでいる時に、お電話を頂戴することができたのですから、
このタイミングが不思議でもあり、ありがたくもあり、とても嬉しい出来事だったのでございます。




40年近く前に教えて頂いた言葉『気・心・腹・人・己』
昨年、バイト中に読んでいた本にその言葉を見つけ、書き写したものを長男への贈る言葉にしたのでしたが・・・。


気は長く
心は丸く
腹は立てずに
人は大きく
己は小さく


あーあ、この歳になっても己を小さくする事ができません（笑）