栃木県鹿沼市の神社で、子どもの健やかな成長を祈る伝統行事、「泣き相撲」が行われました。
栃木県鹿沼市にある生子神社の泣き相撲は、
「泣く子は育つ」ということわざにちなんで江戸時代から続く行事で、
3歳までの子どもが参加します。
境内に設けられた土俵では、
まわし姿の氏子が鉢巻きをした子どもを抱えて「よいしょ、よいしょ」と
かけ声をかけながら3回、高く持ち上げます。
ほとんどの子どもは、すぐに大きな声で泣き出しましたが、
中には終始きょとんとして、まったく泣かない子どももいました。
かつては先に泣いた子どもが勝ちとされましたが、
今は泣いても泣かなくても、先に泣いても後に泣いてもどちらも勝ちにしているということです。
土俵の周りには子どもの親たちが集まり、我が子の姿をカメラやビデオに収めていました。
参加した子どもの母親の1人は
「まったく泣かなくて、大物になるねと言われてしまいました。このまま丈夫に育ってほしいです」と話していました。
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