今年度も板荷1区を皮切りに、板荷地区におけるミニほっとサロンがスタートしました。
今年の統一テーマは「ねらわれています老後の資金」を選定しました。日中、家に一人でいる高齢者は詐欺のターゲットになりやすく、詐欺を考えている者はあの手この手で高齢者を餌食にしようとしています。
そこで出前講座のメニューの中から、一人でも多くの人が詐欺の被害者になるのを防ごうと、この講座を選択した訳です。
先ずは主催者である1区の宇賀神自治会長と向田ほっとサロン運営委員長のあいさつです。
オープニングイベントの後は「啓発ボランティア よつばの会」の皆さんによる寸劇です。今日は未公開株を高値で買い戻すという内容でした。
鹿沼花子さんは単身高齢者ですが、普段は具合の悪いところもなく元気に生活しています。しかしある日突然、イカサマキャピタルや適当商事からかかってきた甘い誘惑にまんまと引っかかってしまい、せっかく蓄えた老後の資金、「ナント250万円」も搾取されてしまったのです。
気づいた時にはあとのまつり。もう電話は通じなかったのです。参加者は寸劇によりかなり笑いもありましたが、自分に置き換えて「気をつけなくては」と改めて考えさせられました。
寸劇の最後は詐欺に遭わないため替え歌を全員で合唱しました。
出前講座の最後は消費生活センター 柏木相談員から、鹿沼市で実際にあった詐欺の事例を紹介してもらいました。自分だけは詐欺に引っかからないと思っている人ほど引っかかってしまうようです。もし詐欺にあったなと思ったら、家族や友人など必ず誰かに相談してくださいとのアドバイスです。相談できる人がいない場合には駐在所とかコミセンに相談を持ちかけてください。
出前講座の後は机を移動してお茶飲み会です。自治会長さんや副自治会長さんなどがお茶やお茶菓子を配ってスタンバイOKです。お茶飲み会には今、寸劇を披露いただいたよつばの会の皆さんやセンターの職員も入って和気あいあいとした中で時間が過ぎていきました。