板荷アンバ様祭典
平成28年度アンバ様祭典が、3月4日(土)・5日(日)に行われました。
今年は、昨年に引き続きお天気も晴れていて、日中はとても暖かく気持ちのよい2日間でした。
江戸時代から160年以上 も続いた板荷地区の 伝統行事 である 早春の祭り、アンバ様。
鹿沼市の 無形民俗文化財 に指定されており、アンバ様の鎮座した神輿が、
2日間で板荷全域を回り 悪病除け、家内安全 を祈願します。
【 神輿です 】
当日は、日枝神社にて、神主さんが祝詞をあげ、玉串奉納が行われ、その後、
日枝神社の御社の周りを「千度万度」と唱えながら3回まわり、弁天様、天満宮様を
同じように3回ります。
そして、最後に神輿の周りを 「アンバ大杉大明神悪魔払って ヨイのヨイ」 と
唱えながらまわり、お囃子とともに神社を出発します。
【日枝神社の社の周りを回っているところです】
【神輿の周りを回っているところです】
【一通り神事が終わり、日枝神社を出発です】
いよいよ悪魔払いがはじまります。
金幣の合図で大天狗、小天狗は、庭から勢いよく家の中に飛び込み、
「アンバ大杉大明神 悪魔払って ヨイ ヨイのヨイ」 と大きな声で悪魔を払います。
それと同時に、獅子が玄関から入り天狗の払った悪魔を食べてしまいます。
【大天狗・小天狗が、庭から家の中に駆け上がるところです】
【大天狗が槍で悪魔を刺しているところです】
【小天狗が、大天狗が槍で刺した悪魔をはらっているところです】
それから、当家の氏神様に向かって 「千度万度」 と3回唱えます。
子ども達も 旗 を持ちながら一緒に回ります。
悪魔払いが終わった後には、役人(金幣、猿田彦、大天狗、小天狗などのこと)、
世話人をはじめ、子どもたちや一緒に回っている見学者にもお赤飯やおそば、
けんちん汁、お菓子 などが振舞われます。
【アンバ様の奥に見える山は、とてもきれいな三角の山 『笹目倉山』 です】
【 高藤神社 の坂を駆け上がり、悪魔を払う大天狗・小天狗です】
素晴らしい走りと悪魔払いに、観客からは応援と拍手喝采です。
こんなに多くの人たちが集まり、とってもにぎやかで、本当に楽しいお祭りでした。
寄せて(振舞って)くださったみなさん本当にごちそうさまでした。
また、板荷アンバ様保存会の皆様、囃子方や世話人・各区協力団体の皆様、関係者の皆様、
大変お疲れ様でした。