ぐ~たらEVERYDAY

平凡な日常を愉快に楽しく!

ヒマワリに囲まれて

2017-07-14 21:16:57 | さち&コジ
病院から家に連れて帰って来たさち。
母の部屋に安置しました。
箱の蓋を開けたまま、保冷剤を添えて、お線香を焚きました。
触るとまだ体温を感じました。
頭が箱の端に寄っていたので、少しずらそうとしたら、まだ柔らかでした。
毛並みもとても綺麗で、ずっと撫でていました。
今にも「ホァー」といつもの鳴き声をあげそうなくらい生きてる時と変わりませんでした。

さちが13年暮らしたこの家で最期を迎えさせてあげたかった。
小次郎にもそばにいさせてあげたかった。

その小次郎は不思議な事に、毎日の無理矢理な投薬ですっかり私を避けていたのに、さちを連れ帰った後、私と母にものすごく甘えてきたのです。
いつも以上に。
横になってる私にぴったり寄り添ったくれたり、頭を何度も擦り付けてきたり、私と母のところを行ったり来たり。
その合間に母の部屋の箱をジッと見ていたり。
単に「あの見慣れない箱はなんだろう?」と思っていただけかもしれないけど。
その甘え方はまるで、さちがいなくなった事を寂しがってるような…
または、悲しんでる私と母を慰めてくれてるような…
もしかしたら、今まで私達がさちに掛かりっぱなしだったから、やっと甘えられると思ったのかな?
それでもコジは、何度もさちの入った箱の近くに一定の距離を保って寄っていきました。







夜も珍しく母の部屋のカゴの中で寝ていました。
さちの死を小次郎なりに理解していたんだろうか。
13年も一緒だったんだもんね。
拾った時も一緒。
病気になった時期も一緒だったのは勘弁してほしかったけど。



翌日、ペット霊園からお迎えが来る前に、朝一でお花を買いに出かけました。
早くから開いてるスーパーに何軒か行ってみたら、どこも新盆用のお花ばかり!
いや、菊でもいいんだけど、さちにはちょっと似合わないかな。
せっかく先生がさちの首に黄色のバンダナを巻いてくれて、そのカラーのセレクトがとても嬉しかったんです。
さちの毛の色だと、女の子でもピンクは似合わないから。
黄色に合ってて、夏に相応しく、そしてさちなら可愛らしくヒマワリがいいかなって思って。
もうちょっと小振りなヒマワリがほしかったんだけど仕方ない。
さちの形見となる首輪を外し、花を供え終わった直後に霊園からお迎えが来ました。
小次郎にも見送らせようと思っても、霊園のスタッフさんにビビって暴れちゃうので、さちの顔を見せたら解放。
書類を書いてる時、亡くなった日付をなぜか「2月12日」と書いちゃって、スタッフさんに指摘されて慌てて修正。
スタッフさんが言うには、たまに命日を書き込む方がいるんだそうです。
2年前に亡くなったペットの日付を書いて、理由を聞くと、どうしても手放せなくて遺体をずっと冷凍保存していて、2年経ってやっと火葬する決心がついたのだそうです。
他にも剥製にして手元に置く方もいるんだとか。
どういう形であれ、同じ飼い主として、その気持ちは痛いほどわかりました。



最後のお別れ。
さちに声をかけていたら、やっぱり堪えられなくなりました。
箱にさちの名前を書き「どうぞ一言添えて」と言われたので「うちに来てくれてありがとう」と。
これに尽きます。
私が箱を抱いて車まで運び、炎天下のお昼時、母と2人でさちを見送りました。





1日1回、ポチッとクリック!
ご協力お願いします!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする