昨夜は何度も目が覚めて快眠とは程遠い寝覚めとなった。
起きてみると蛙の合唱は終わっていて、鳥のさえずりが散発的に飛び交っている。
木々を揺らす風は大陸からの分水流かもしれないが、
そんな心配は健康オタク様の方々に任せて心地好さに先ずは感謝する。
昨年起こった臆病風邪が流行して、まだおさまらない。
勝つと信じて突き進んだ大東亜戦争。
殺されると信じて決行された集団自殺。
今や健康の為なら死んでもいい、等との軽口も叩けなくなってきている。
緊急事態でも他国へ医療援助もすれば、オリンピックは別だったり、国会もお役所もリモート化できないのにクラスターは起きない。
新型コロナ対策のお陰もあって、
年間死者数の予測値が減少し続けていても
近頃はとにかくベッドが足りない緊急事態なんだと来る。
こうして、言葉なき生き物達の声なき声を感じようとしていると、
残された限りある時間に意識が向いていく。
そう考えれば、日々緊急事態にも思えてくる。
私もいずれ
何処かで何かの病を得て
死なねばならないのだから。
リスクマネジメントとやらは、何の役にたつのだろう。
安心・安全の街づくりを訴えてきた答えがこれかぁ。
そして、あの時と同じように誰もが被害者で責任を取らないのだろうな。