萎びた花と並んで、今を盛りの花が咲いている。
どちらも晩春の風にただ揺れている。
蛙の大合唱の中をシラサギが散歩をしている。
曇天の空の下、小さな世界同士が陽炎のようにぼんやりと交差している。
どう動いていいかわからない考え続ける私と、光感じるところに向かうしかない動き回る私がいる。
清濁合わさった情報の嵐の中、右を見て左を見て、一緒にピリピリしながら今日も揺れている。
無いよりはマシ程度のマスク神話が、流布され異様な人の波になっている。
きっと更に新しい常識は、もうすぐそこまで来ているのかもしれないなぁ。
片方の手を隠して何か持っている人がいる。
法律を作る人の中に、安全を呼びかける人の中に、健康や命に係わる人の中に。
声が大きくなるのは、その人が根は正直だからなんだろうか。
生贄として勝手に差し出してしまった他人様の生活の嘆きに耐えかねているからだろうか。
世の中や自分自身がどれだけくだらなく成り下がっても、これが過去の問いの答え。
なぜか、いつだって、何時までたっても、今ここからの連続ばかりで、手が届きそうで届かないのが未来。
身体の変化で時間の経過と未来の実態を知るのだけれど、気が付けば誤魔化すことに専念してあれこれ苦心している。
そして、一切合切が踏みにじられるように、突然無情に終わりを迎える。
「なんて、きっと間違っている」と、「科学が人間を幸福にするんだ」という信仰が肩をたたく。
蒸し暑くなっていきそうな雲の向こうのお天道様を、見えるはずも無いのにただ眺めている。
どちらも晩春の風にただ揺れている。
蛙の大合唱の中をシラサギが散歩をしている。
曇天の空の下、小さな世界同士が陽炎のようにぼんやりと交差している。
どう動いていいかわからない考え続ける私と、光感じるところに向かうしかない動き回る私がいる。
清濁合わさった情報の嵐の中、右を見て左を見て、一緒にピリピリしながら今日も揺れている。
無いよりはマシ程度のマスク神話が、流布され異様な人の波になっている。
きっと更に新しい常識は、もうすぐそこまで来ているのかもしれないなぁ。
片方の手を隠して何か持っている人がいる。
法律を作る人の中に、安全を呼びかける人の中に、健康や命に係わる人の中に。
声が大きくなるのは、その人が根は正直だからなんだろうか。
生贄として勝手に差し出してしまった他人様の生活の嘆きに耐えかねているからだろうか。
世の中や自分自身がどれだけくだらなく成り下がっても、これが過去の問いの答え。
なぜか、いつだって、何時までたっても、今ここからの連続ばかりで、手が届きそうで届かないのが未来。
身体の変化で時間の経過と未来の実態を知るのだけれど、気が付けば誤魔化すことに専念してあれこれ苦心している。
そして、一切合切が踏みにじられるように、突然無情に終わりを迎える。
「なんて、きっと間違っている」と、「科学が人間を幸福にするんだ」という信仰が肩をたたく。
蒸し暑くなっていきそうな雲の向こうのお天道様を、見えるはずも無いのにただ眺めている。