今年初めて台風が紀伊半島南部に上陸した。
6月に上陸するのは8年ぶりだそうで
雨は明け方から降り始めて、
風も昼過ぎくらいから強くなってきた。
台風の速度が速いのと、予想よりもやや南よりに
進路を変えているので、台風自体の影響は薄れてきているみたい。
ただ、梅雨前線に影響を及ぼすみたいで台風が通り過ぎた後も、
スッキリ青空とはいかないみたいで、
大雨・強い風と河川の増水・氾濫にはまだまだ警戒が必要とのこと。
政府が大飯原発を再稼動させる。と、発表した。
これに関しては、いろんな人のいろんな賛否両論があると思う。
いち個人としてもある1面を捉えると、反対と言いたくなるし、
別の1面で捉えると、賛成せざるを得ない気にもなるし、
どの視点からこの問題を捉えるかによって、
さまざまな意見が出ると思う。
でも、これも個人的な意見ながら、
東日本大震災を経て、原発の安全神話は崩壊した。
これは誰もが認めるところ。
それを再稼動させるのなら、原発を動かしながら問題を修正するのでなく、
政府はこれだけのことをやりました!と、国民に見せておいて、
ですから再稼動します。と、もっていかないと、
今はまだ、紙の上にこうします。という計画案を書いて、
これで再稼動させますよ。って言ってるようなもので、
よくもそんなことで大飯町長や福井県知事が了解したもんだ。と思うと
日本の危機管理はこんなもんでいいのか!
と、憤りたくなる。
原発で琵琶湖の水が汚染されると、琵琶湖の水で生活している我々は
たちまち生死の渕に立たされる。
そう言ったことまできっちり話し合った上での決定か?
はなはだ疑問である。
反面、これはちょっと不謹慎な発言かもしれないけど、
原発で生計を立てておられるかたも大飯町ほか近隣の市町村にも
いらっしゃるかと思いますが、今、たちまちの問題として生活の糧が
なくなることは、ゆゆしき問題になるのでそのことが回避されたので
賛同されているかたも多いと思います。
でも、ひとたび東日本大震災のようなことが起こったとしたら、
今、ここで賛同されたことを後悔することはないでしょうか?
あのときもっと突っ込んだ議論を尽くすべきではなかったか?
と、思わないで済むようにいろんな側面から議論して、
今できる最高の危機管理体制をもって再稼動しても遅くないと
思うのは、私だけではないはず・・・
政府が一丸となってこの問題に取り組んだとも思えません。
電力需給が逼迫してきたから慌てて再稼動を決定した感が
ぬぐえません。