クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

気の毒なのは美容師さんではない

2016年12月25日 | ヘアケア
昨日、お客様と何気に良いシャンプーの見分け方の話をしていて、それは界面活性剤の質が最も重要と説明していました
つまり表示の5~6番目あたりまでの成分を見たら、ほぼわかると言う事です

そこに洗浄成分として硫酸系が一つでも書いてあれば、その他の添加剤をどれ程良い物だと主張しても、コストダウンは歴然で、むしろ洗浄成分(界面活性剤)の質が安価で粗悪な事が分かっているあらこそコーティング剤などの配合を沢山しなければならなくなります(感触を誤魔化すために)

ましてや市販商品を見ると、ほぼ台所洗剤の基材と変わらない洗浄成分の商品がたくさんあります。

「台所洗剤で手荒れをすることが多いでしょう?だから手袋をしていますね。そてで頭皮を洗っているのとほぼ同レベルなんですよ」

そんな話のやり取りをしていたら、そのお客様は「それでかな?以前L〇Xを使っていたら手荒れが酷かった」と話してくれました。

それでもツヤツヤに見えるのはシリコンのコーティング能力の仕業なんですね

その日、家に帰ると母が面白い話をしました

「今日、薬局に目薬を買いに行ったら、若い美容師の男の子が来ていて手荒れが酷いので何か良い物ありませんか?」と聞いていたそうです
すると、お店の店員さんは「それはかなり酷いので病院に行かれた方が良いですよ」と言っていたそうです。

勿論、薬剤師さんではなく、普通に販売員さんだったそうですが、薬を勧めないだけまだ良心的だと思います

そこで、母が私に「あの場面にあんたがいたら何て言う?」と聞きました

私なら「その店止めたら」と言うかもしれませんね(笑)

なぜなら病院に行っても絶対に治らないからです。

それは、薬で症状は一時的に抑えられても、原因を絶たなければ何も変わらないからです。

昔から、このブログに書いてきたけど「美容師だから手荒れをするのでは無く、手荒れをするような粗悪な製品に触れているからです」

でも気の毒なくなのは美容師さんではなく、そんな粗悪な物で施術をされているお客様の髪や頭皮も同じような刺激を与えているのです

だから、酷い手荒れをしているスタッフがいるお店に通うと言う事は、それなりの覚悟が必要ですね

それにしても、これほどアレルギーや敏感肌の方が多い世の中に、今でもそんな店があることは本当に残念ですね
コメント
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