昨日は仕事帰りに久しぶりに高島屋の泉北店に行きました。
緊急事態宣言から解放されたせいか、久しぶりに駐車場も渋滞で入る時に並びました。
勿論、店内もたくさんの人で賑わっていて行きつけのブランドの店員さんも「お久しぶりですね」と嬉しそうに声をかけて下さいました。
そして母が購入したパンツのお直し(丈詰め)のため1時間ほどの待ち時間があり、普段は入いる事のない喫茶店で時間を過ごすことにしました。
2階にある『パパスカフェ』と言うお店ですが、そこで、素晴らしい店員さん(ウェートレスさん)に出会いました。
それは入店時に「ご来店ありがとうございます。大変ご迷惑をお掛け致しておりますが、店内でのお席は間隔をあけてご案内させておりますが宜しいでしょうか?」のあいさつと「どうぞこちらへ」とお席へのご案内から始まりました。
その後、オーダーを聞く時も、メニューの説明や、頼んだ物を運んで来て下さった時も、しっかりと目を見て笑顔ではっきりとお話ししてくれます。
たまたま通された席が、カウンターの側の中央あたりで、オーダーした物を運ぶ様子や洗い終わったお皿やグラスを片づける様子が見える場所でしたが、数人いるウェートレスさんの中でひときわ小柄なその人は最も良く動いていました。そして、それが片付くとお水をもって店内を歩いていました。
目配り、気配り、口配りの三拍子、どれをとっても完璧で、マスクをつけてほとんど見えていないお顔でも、その眼は何時も笑っていて、とてもキラキラと輝いていました。
その様子を家族で見ていて「こんな人が美容師になればきっと素晴らしいだろうな?」と言うと、母が「後継者にスカウトしたら」なんて笑いながら言いました。
勿論、お店の教育もあるのだろうが、すべてのスタッフさんがそうであった訳ではなく、そう思うとやはり天性のものであることは間違いありません。
この人はどんな接客業についても必ず成功すると思う逸材だと私は思いました。
何時も色々なお店に入ると接客態度が気になり、人には向き不向きがあると感じるけど、私たち美容師も技術の向上は相手の事を思いやる気持ちからなる物だと思っています。
帰り際にレジでお支払いする時、お釣りを渡すときに一度手に取り渡しかけたお札が綺麗でなかったのかレジの中から綺麗なお札に変えて渡してくれました。
そしてお見送りも私たち家族の一人一人にちゃんと目を見ながら満面の笑みで「ありがとうございました、またのご来店をお待ちしております」と言って下さいました。
最初から最後まで本当に気持ちの良い接客で、その働きぶりに今日はずっと見とれていました。