君の膵臓をたべたい (双葉文庫) | |
クリエーター情報なし | |
双葉社 |
人体の胴体模型を作成中に話題になったこの本。
勤務校の図書館で予約して2週間、ようやく読みました。
リンクを貼るついでに、アマゾンでの書評を読みましたが、
あぁ、そういう読み方もできるのね〜、という感じで、
そもそも、書評ってあまり読んでいない自分に気づかされました。
主人公と膵臓を病む少女との会話を追っていくと、
主人公が発する言葉は、
その表面上だけでないことが描写されています。
少女の発する言葉の内側は、後半でまとめて出てきますが、
その過程で憶測することができます。
たまたま、授業に関するインタビュー&逐語録まとめの途中だったせいか、
一つ一つの言葉にどんな意味が隠れているのか、
勝手に想像できた分、
読み終えたら満足感がありました。
会話中に発する言葉は、表面だけでしかない。
でも、助詞一つ違うだけで、
内側にあるココロの変化が伝わってくる。
本を読んだ感想、というより、
インタビューを終えた感想かも知れないな、これ。
ま、いいかぁ。