(写真は先日訪問した中学校3年生理科の授業)
予想ー観察ー説明を1セットに行い、
生徒が元々持ってた「信念」や「推論の質」を評価する方法。
お題に対して全員が予想とその理由を意思表示してから、
観察に入ります。
理科の授業、特に中学校の授業においては
よくよく見かけられる光景の気がしますが、
この部分を評価しよう、との取り組みです。
勿論、その他の評価と組み合わせて実施する事は可能、
と言うより、この部分だけの評価ではただの「予想屋」の育成になってしまいます。
ランチタイム・ミィーティングでは、次のような応用が提案されました。
※多少、改変させていただいております
案1)保健「感染症はどのように広がる?」
お題:
コップの中に水を入れて全員に配ります。
一つだけ水に似た薬品を混ぜてあります。
水の入れ替えを自由に2人組になって3回行うと、
何人のコップが薬品入りになるでしょう?
(1)3人 (2)10人 (3)20人
案2)生活科・理科「磁石にくっつくものは?」
(はさみ・クリップはくっつく事を確認した後)
お題:10円玉は磁石にくっつくか?
(1)くっつく (2)くっつかない
案3)理科「体重計は乗り方で何かが変わる?」
お題:次のように体重計に乗った時、値が一番大きくなるのはどの乗り方?
(1)両足で乗る
(2)片足で乗る
(3)どちらでも同じ
学習者内でどの選択をしたのか共有し、
どうしてそう考えたのか説明する、意見を表明することが大切で、
その部分を評価しようという試みです。
お題は焦点化しやすい内容がオススメだそうです。
複数要素が絡むと、推測も複雑化するからだと思います。
次回ランチタイム・ミーティングは
7月21日(木)12:20〜12:40 教職大学院棟2階
持ち物は筆記用具とランチのみです。