日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

アンモニアの噴水

2005-12-04 00:25:36 | 中学理科1分野(化学)
 アンモニアは水に溶けやすいんだよ~を示す実験。
溶けてできたアンモニア水が指示薬であるフェノールフタレイン溶液と反応し、真っ赤になるから見ごたえもあります。

 逆さにし、アンモニアが詰まった丸底フラスコ内に水を入れる方法ですが、教科書どうり、水で湿らせたろ紙を入れてあります。以前はゴム栓にもう一つ穴をあけ、水をスポイトで入れていました。ゴム栓から下の接続部分(ゴム管とガラス管など)のもれにより噴水が見られなくなってしまうので要注意だということが分かりました。

 また、反応には関係ないのですが、丸底フラスコまで繋がっているゴム管は、透明がいいか?黒色が良いか?少し話題になりました。

 水が上がっていくことを確認したい>>>透明ゴム管
 噴水ができる驚きを得たい>>>黒いゴム管

使用状況によって使い分けでしょうかね・・・。

電動ホームプラネタリウム

2005-12-02 22:04:54 | 中学理科2分野(地学)

 昨日、仕事帰りに息子と寄ったスーパーで、なかなかエレベーター降りてきませんでした。そこで息子が一言、

『エレベーターの電池、なくなっちゃったのかなぁ~?』

 思わずくすっと笑ってしまいましたが、よくよく考えてみたら発想としては間違っていないですよね?

 写真は家庭用のプラネタリウムを教室用に改造したもの。
元々は1.5Vの電池を二個直列で動くのですが、教室には広さが適さないそうです。
 そこで前任の実験助手さんは、電球のワット数を上げ、電池ではなく電源装置につなげるように進化させていました。これにより9Vまで大丈夫だそうです。
 電池を入れるスペースがあるからといって、それしか動かない訳ではないですよね。リスクはありますが、柔軟でありたい、と思いました。

 プラネタリウムと言えば『ダバダ~バ ダバダバ~ダバダ~』でおなじみのネスカフェゴールドブレンドのCMで出てくる、「世界最大のプラネタリウム」行ってみたいです。まずは、一番近くにある「日本で二番目に小さいプラネタリウム」に行ってきたいと思います。


嗚呼!125度が分かれ道・・・カルメ焼き作り

2005-12-02 05:44:30 | 中学理科1分野(化学)
 炭酸水素ナトリウム(ふくらし粉の主成分)を加熱すると、二酸化炭素(と水)が発生するんだよ~ を確かめる実験。たいていの場合、目的は現象よりも口に入れることになってしまいます

実は私、一度も成功したことがありません・・・・・・

 125度まで加熱したら、卵白でといたふくらし粉を入れかき混ぜます。割り箸で保護した温度計を使っていれば、焦がすことはないのですが、美しく、愛らしく膨らんでくれないのです

 どの先生にお聞きしても、『温度でしょう』とのお返事をいただきます。おたまの温度を測らないようにしているし、その他操作に問題は無いと思うし・・・・・・。

 もしや、温度計に問題がブログを書きながら思いました。実際には目安とされる125度まで到達していないのかもしれません!!出勤したら確かめてみたいと思います。

 自分以外に原因を求めるこの姿勢はいけないかしら・・・・・・

写真は生徒の作品。うーん、ふっくらサクサクしています。