TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」が放送中ですが、あの有名な通称「軍艦島」と言われる「端島」を舞台に過去と現代が交互に主人公が描かれそこにナゾの女性❓いづみ(宮本信子)が何者なのかと云うミステリー要素が大きな見どころになっています。「人生を変えたくないか?」のセリフのリナ(池田エライザ)か❓また、「端島には家出する場所がないのかしら❓」と嘆いた百合子(土屋大鳳)か❓食堂の娘として育った朝子(杉崎花)なのか❓・・・ドラマで読み上げられた百人一首の六十六番の和歌 「もろともにあはれと思へ山ざくら花よりほかに知る人もなし」
〇私がお前をなつかしく思うように、お前も私をなつかしいものと思っておくれ、山桜よ、こんな山奥では、お前(花)以外に心を知る人もいないのだから。(大僧正行尊)この歌は奈良県吉野にある大峰山の修行の折に詠まれたものです。この歌が引用され、このままずっと「食堂の朝子」として生きてゆくしかないと夢を持つことさえ諦めていた人生、それを変えることが出来るのか、朝子には初めて自分の手で掴むことのできるキラキラに見えるのではないだろうかこの和歌の引用は大きな刺激ではないでしょうか