日本人なら知っておきたい〝美しい日本の色〟
25年度NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が来年はじまりますが、今までの大河ドラマとはまた違った内容であり江戸時代の粋で華やかな文化の全盛期の吉原を中心に蔦屋重三郎という吉原生まれの粋でイナセナ江戸っ子が主人公とあり当時の吉原の花魁道中などの華やかな花街の生活や当時メディア王と言われた才能を持ち歌麿や写楽を育成応援してきた天才商人の物語だけに、色鮮やかな花魁衣装など当時の和装には特に注目していきたいと思います。蔦屋重三郎ととても重要な役目を持つ同業の丸屋小兵衛(豊仙堂店主)との出会いは「赤と黒の青梅縞の着流しに鼠色の緞子角帯を締め、その帯に螺鈿細工の入った煙草入れと扇子をぶらさげている。当代一流の豪勢な品を嫌味なく着こなしている。」と書いております。この粋なオシャレが目に浮かんできますね。それが日本の伝統色「紅消鼠(べにけしねずみ)」色のキモノなのです。このように日本伝統色は素晴らしいおしゃれな色が沢山ありますので随時ご紹介していきたいと思います。とても楽しみなドラマになりそうです。