茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

楽茶碗,利休好みだが・・・黒楽、赤楽、の各付けがあるか?

2017年01月12日 | Weblog
楽茶碗 赤楽茶碗と黒楽茶碗

侘び茶を大成したといわれる千利休。利休の侘茶の表現は、「茶室」「茶道具」「掛け軸」「花(花入れ)」の4つのキーワードにあります。
その中でも代表的なものとしてお茶碗がありますね。
茶の湯が浸透し始めた鎌倉時代には「唐物茶碗」といわれる「舶来品」が好まれていました。その後、唐物に比べて造りが大らかな「高麗茶碗」がもてはやされましたが、利休は侘茶の表現に茶碗を「楽焼」の国産品を愛用し、茶碗の流れを変えました。
楽焼はより質素な味わいを追求し、色も黒と赤の2色に限定しました。華美な要素を削ぎ落し、質素・素朴に徹しました。
現在も茶道の世界でよく表現されるお茶碗の格付きに、一黒、ニ赤、三唐津と言われていますが、詳しい説明はこのビデオの作者が云うように作る側からみれば、黒楽茶碗も赤楽茶碗も製作には同じもので、使用者が各付けするのは可笑しいと言っていますが、私、個人としてこの作者の意見には納得致しました。
大変勉強になりました。
コメント
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