私達、「古典の会」は今、「おくのほそ道」を勉強していますが、来週いよいよ私の当番です。芭蕉の旅も順調に進んでいよいよ旅のクライマックスである松島に入りました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
「松島は扶桑第一の好風にして、風洞庭、西湖を恥じず・・・」
と冒頭に筆するくらい松島は歌枕中の歌枕・・心がはずんで芭蕉は松島を訪ねました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
しかし、松島に着いた芭蕉は、この文の中に曾良の句は入れましたが自分の句は詠みましたが、何故か入れていません。
「島々や千々にくだきて夏の海」芭蕉。 これは「予は口を閉じて眠らんとしていて寝られず」と言っています。
言葉を尽くして松島を讃えながらどうして素直に表現しないのでしょうか?
不思議に思いますね。
これがまた、芭蕉らしいのです。特意?の「焦点はずし」を試みました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
前回の「白河の関」でもしかり、笠島の実方の墓でも試みました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
これは意識的に外したのです。芭蕉さんもやる~
例えば、絵の名人が富士山を描くのに、頂上まで描かず、わざと雲で隠すほうが、その絵を見る人の心の中で富士山が大きく見えてくる・・・という意図があったからかもしれません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
ここで松島の句を入れたら「おくの細道」の世界がそれだけ、こじんまりしたものになってしまうだろう・・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
いや~これこそ「おくの細道」だ~奥が深~いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
「松島は扶桑第一の好風にして、風洞庭、西湖を恥じず・・・」
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
しかし、松島に着いた芭蕉は、この文の中に曾良の句は入れましたが自分の句は詠みましたが、何故か入れていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_z.gif)
不思議に思いますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
前回の「白河の関」でもしかり、笠島の実方の墓でも試みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
これは意識的に外したのです。芭蕉さんもやる~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
ここで松島の句を入れたら「おくの細道」の世界がそれだけ、こじんまりしたものになってしまうだろう・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
いや~これこそ「おくの細道」だ~奥が深~いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)