茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

日本人のしきたり・・・「お盆」とは、日本ならではの行事。先祖を敬う祖先信仰。

2024年08月13日 | Weblog

京都・五山送り火【全山撮影、ロングバージョン】(2023年8月16日 京都市内) "Gozan no Okuribi" is held in Kyoto city.

七月十五日を中心に祖先供養の時期をお盆といい日本人のしきたりの一つです。このお盆は精霊会、盂蘭盆会などともいいます。精霊は祖先の霊のことで盂蘭盆(うらぼん)とは「逆さにつるされた苦しみを救う」という意味のサンスクリット語です。盂蘭盆会は釈迦の弟子である目蓮が「死んだ自分の母親が地獄に落ちて逆さ吊りの罰を受け苦しんでいますがどうしたら救われるでしょう」と釈迦に教えを請うたところ「七月十五日に供養しなさい」といわれ、そこで目蓮はこの日に手厚く母親を供養したところ母親は救われて極楽浄土に行くことができました。この盂蘭盆会の話が日本に伝わり、独自の先祖供養と融合して日本ならではのお盆がつくられました。16日は家や寺の門前で送り火を焚いて祖先の霊の帰り道を明るく照らして送りだします。有名な京都五山送り火の行事が行われます。日本各地では盆踊りも行われ、賑わいをみせています。日本人のしきたりが永く守られています。安寧。

 

 

 

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