【方丈記朗読】一日一話話 鴨長明『方丈記』現代語<3>都の三分の一を焼失 悲惨の一言、大火の傷跡[プレミア教養TV第7回]
このところ報道された台風9号も無事?日本を通過しました。今日も暑い日が続く日本列島です。今から800年前に「方丈記」を描いた鴨長明は安元の大火、養和の飢饉、元暦の大地震、などの災害について詳しくレポートしております。その自分で得た体験から災害の多い京に財を投じて家を建てるのはバカバカしいことだと強調しています。そして自ら3平方メートルの庵に住み、生活していました。今、日本も南海トラフト地震災害について警報が出たばかりです。いつ大きな災害が起きるかわかりません。それなりの心構えと準備をしておかねばなりません。鴨長明でなくとも「さしも危ふき京中の家を造るとて宝を費やし心を悩ますことはすぐれてあじきなきぞ待る」と書いております。簡素な暮らしは乱世を生きる知恵であり、現代にも通じることではないでしょうか。「ミニマリスト」なること「持たざる暮らし」が注目され始めています。