アルウラー・ツアー2025の第2ステージは路面の悪さからMTBのクロスカントリーのようなレースになってしまいました。A.S.O主催のレースで何故こんなコースが設定されたのでしょう。近年、主催者と選手との間でコースレイアウトに関する意見の相違が多くみられるようになっていますが、レースを面白くしようとする主催者と安全性を重視する選手との間に齟齬があるのは問題だと思っています。
今回は舗装路面上に石が散在し、ある意味グラベルよりも悪い路面状況で、結局、勝負どころのコースの大半がニュートラルや短縮になってしまい、残り5㎞からの再開でトーマス・ピドコックがステージ優勝を飾っています。ステージ2位もバーレーン・ヴィクトリアスのライナー・ケップリンガーとMTBの金メダリストと世界選手権の覇者が続きました。ロードレースでもグラベルや石畳のコースが増える傾向にありますが、ここまで路面が悪いとMTBの選手に有利に働いたと考えられます。
昨日の落車の影響が心配されたUAEチーム・エミュレーツのラファウ・マイカも積極的な走りを見せていたので一安心です。ただ、初日のタイム差が大き過ぎるので、総合優勝は難しくなっています。この日はGen-Zのアンドレア・ペリカス(18歳)も積極的な走りを見せていたのが印象的でした。
ただ、欧州組のヤン・クリステンはスペインのTrofeo Calviàで勝利しています。モルガドが3位でした。UAEはダウンアンダーのナルバエスの勝利からわずか5日間で4勝目の勝利を挙げているのです。おそらく、マイカの初日の落車でこの大会での総合優勝は難しくなってしまいましたが、初日のスプリントで2位のフアン・モラノに期待しています。
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