解題:葦原風太郎と名乗る方より、管理人宛eメールにて、下記のような玉稿を頂戴いたしました。一語をも加減せず、全文を掲載させて頂きます。なお、最後尾に付加した動画リンクは管理人の判断によるものであり、葦原様のご意向に添うものであるかどうか保証の限りではありません。 ダンボール
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我々日本人こそ世界平和を築く中心勢力となるべき
~ 「ナイジェリアで10代の少女が自爆テロ、16人死亡」その意味は何か。~
葦原 風太郎
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「ナイジェリアで10代の少女が自爆テロ、16人死亡」その意味は何か。
『誰もこの少女を責めることはできない! なぜならば、この幼い少女が自分の命を捧げて守ろうとしたものが何であったか。
そのことを、我々日本人は真剣に考えているとはとうてい思えないからだ。』
『この少女の自己犠牲に匹敵する行為を、どの日本人が行っているか?
私をも含めて我々日本人はこのような悲劇をなくするため、どれほど意志一致を獲得するための努力をなしているといえるのか?』
『我々日本人こそ世界平和を築く中心勢力となるべきなのに、今の日本は戦争のできる国へと一路邁進しているではないか?
恥を知れ! 日本人。この少女の前に頭を垂れよ! 』
上記の文(ダンボール氏)に全くの共感・同感の意志を示し、下記文を添えたいと思います。
★無垢な少女を利用した「自爆テロ≠カミカゼアタック」と「神風特攻隊の攻撃」との異相は何か。ということで、私の意見を述べます。
まず、一般的には「国家間の戦闘状態ではない」ことより「戦争では無い」ことより彼らの戦闘行為を『テロ・テロル』とされるようですが、彼らにすれば「戦争の逆輸出」だと思うのです。
よって日米の為政者が言うテロルとは戦争の事でしかないと思います。およそ戦争が政治的意思の相手への暴力的貫徹であるなら、テロ=戦争と、成り立ちます。
「ジェット機飛ばして爆弾ばら撒く」これは過激派の起こした事件程度などではなく、「戦争」と言うにふさわしい事象じゃないでしょうか。
果たして少女が「何も知らず・マインドコントロール」されていたのか、それとも「幼い考えの中で殉教」しようとしたのかは、私にも、誰にも判らないでしょう。
ただし少女・彼らにすれば「無差別殺傷」ではなく、「彼らの眼からは敵に見える」ということも見落としてもならないと思います。
それはその戦争に反対の意思表示をしていなければ「部外者・第三者」であるならば戦争加担者と何ら変わらない、という意味でです。
これは、かなりに「はた迷惑な話」ですが、これを受けて日本の総理は「テロを許さず・テロと戦う」を連発しています。
私には総理の言葉が「彼らと戦争をする」としか聞こえて来ません。あちらの方もかなり野蛮なのであまり味方をしようとは思わないけれど、ゲリラが「先進国正規軍」を相手にする場合「なりふりなんて、かまってられない」となるのだと思います。
彼らに大切なのは「イスラム原理主義」と「アラブの大地」と富を為す「油」なのだと考えます。
それを欧米・十字軍・有志国連合が「好きにする」のが腹立たしいのだと思います。アラブの大地に根差す彼らも、生命樹の一つであり、大和魂のように「アラブ魂」があるのだと思います。
「自爆テロ≠カミカゼアタック」と「神風特攻隊の攻撃」とは、全く違うとの意見をよく目にします。もっぱら、ネオ「右派・日の丸」的見解です。「永遠の0」などにも記者と、元・特攻兵の論争として一部描かれていますね。
しかしそれらには「戦争総体」を見る視点が欠けているのではないでしょうか。それは「森と木」の関係。ここでは「木を見て、森を忘れる」ということです。
「神風特攻隊の攻撃」は、先の「永遠のO」また「ウィンズ・オブ・ゴッド」などで「戦争末期の切り取り」として、「お国の為に散華した」英霊たちの死を描いています。
太平洋戦争末期、度重なる空襲より「お国を守る・愛する者たちを守る」ため、特別な形で戦禍に巻き込まれた人々の生と死です。
しかし「神風特攻隊員の死」は「大日本帝国」の成立と共にあると私は見ています。そこで「独断専行・軍部独走」は必定としてあり、「総力戦による敗退」は軍参謀も議論したとか、しないとか。
18世紀、産業革命の成功により欧米列強は世界各地に植民地を求めました。アジア・アラブ・アフリカ・中南米などは「近代兵器」戦法の前に為す術が無かったのです。それ以前は「奴隷制・人身売買」そしてこの頃には「植民地」争奪戦・支配となります。
西洋列強が中国・清に目の向く間、日本は「脱亜入欧」を目指し、明治維新・大日本帝国の成立の形を成しました。そして「日清戦・日露戦・日韓併合・満州事変(大東亜共栄圏ー満州国)・2.26・日中戦争・ノモンハン(対ソ戦)・太平洋戦争」へと国民総動員しながら、「沖縄地上戦・大空襲・二発の原爆→敗戦」米国下占領統治を受けるに至ったのです。
「神風特攻隊」はその末期にあったのですが、「ゼロ戦」は一式陸攻(中攻)と共に中国の重慶・南京爆撃に護衛機として参戦しています。日本の「大空襲」以前に、中国の人々の頭の上に爆弾をばら撒いたのは日本軍です。それと「無差別テロ」と、どう違うのでしょうか。
日本軍は欧米列強よりの「アジアの解放」を言いながら、「したこと・やったこと」は、文明開化の波に乗り遅れた「アジアの植民地化」でしかなかったのです。
アニメ「風立ぬ」にしても「兵器としてのゼロ戦」の姿を「見ようとしない!」 だからノミネートされても、受賞などする訳がないと、私は見て想いました。あれだけ優秀、その意味で非人間的な戦闘機を開発しておきながら、しかし戦争の真の姿に迫っていないからです。ただ「飛行機野郎」へのレクイエムとして、このアニメはありました。
しかし物資欠乏の中でも、「特攻」と同時に、日本軍は「風船爆弾・こんにゃく爆弾」などを造って飛ばせています。効果のほどはさておき、「鬼畜米英」憎し・撃滅の意志は「無差別テロ」と同じではないでしょうか。
逆を言えば「ゼロ戦」の前にあるのは米国艦隊・空母しかありません。ここの≪海の上≫に一般市民などもいません。しかしながら、仮にいたとしても「鬼畜米英」であったのではないでしょうか。
余談を足せば米国映画会社が「パールハーバー」を作って世界中に配信したところ、「米国艦隊を撃滅する」日本軍にアジア・アフリカ・中東などで大歓声が上がったとか。
どうも、ここより「自爆テロ≠カミカゼアタック」の意味が見えてきそうです。誰だって「祖国を、他人が土足でわがまま放題・爆弾の雨を降らせ放題」なんて腹が立ちますよね。
当時なら、みんな「ベトナム戦争・B-29・爆弾の雨」を覚えているのですね。
「少女に爆弾を巻きつける」私もその「悪意ある大人が悪い」と思います。とくに『 飽食 』を恥じぬ先進諸国に罪があると思います。
それは「国民の生命と財産を守る」としながら、アメリカ・イスラエルなど有志国連合に顔を向けて話しをして、「邦人二名」を見殺しにした人たちの事もです。
あれは私の眼からは「未必の犯罪・殺人」だと見えています。為政者たちはこれより「集団的自衛権ー安保体制強化ー軍備増強ー憲法改悪」へとシナリオ通りに進む事でしょう。
先の大戦で亡くなった全ての人たちが、再び「栄ある大日本帝国」の再来・再建を望むでしょうか。私は違うと思います。
「平和国家・平和路線」であり「戦争をしない国々と世界」を、望んであると想います。
ウクライナの戦闘で涙に暮れた老婆が「……なにより、平和が欲しい」と言っていました。同感です。
私自身は「日本の独立・永世中立」を願うものです。よって自衛隊は国防軍であり「日本領土・国民を守る」とします。
よって「海外派兵・武器売却」などは認めません。「専守防衛」で良いと思います。
しかし片方の口で積極的平和と言い、片方の口で軍事協力を言い、イスラエルにF-35などの部品供給するような「敵を作り、敵よりの守り」を言うのは、全くの詭弁であり間違っています。
そして上の言葉に戻ります。
『我々日本人こそ世界平和を築く中心勢力となるべき』なのです。全く「その通り!」のことであります。
「戦後70年・敵を作らないー平和国家建設」そのブランドこそが、日本の繁栄の秘密・基軸でありそれが世界の人々よりの信頼と称賛を勝ち得たのだとも考えます。
以上、
葦原風太郎
★BBC作成 広島原爆投下の再現映像 Hiroshima: Dropping the Bomb
追記(2/20更新):葦原様より今回ご寄稿頂いた記事に関し、相互リンクの相談がまとまりました。葦原様からのメールの該当部分の抜粋により、これに変えさせて頂きます。
「ナイジェリアで10代の少女が自爆テロ、16人死亡」その意味は何か。
★BBC作成 広島原爆投下の再現映像 Hiroshima: Dropping the Bomb
追記(2/20更新):葦原様より今回ご寄稿頂いた記事に関し、相互リンクの相談がまとまりました。葦原様からのメールの該当部分の抜粋により、これに変えさせて頂きます。
「ナイジェリアで10代の少女が自爆テロ、16人死亡」その意味は何か。
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