古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十八章 潮御崎神社・古記録その五十九

2013年08月12日 05時47分32秒 | 古文書の初歩

 

 

潮御崎神社古記録第十五ページ「三ヶ浦申入口上」、上の四行目

文字が小さく、文字数が多いので、一行づつにしています。

 

解読 其元庄屋殿江御申候而、可被書上候。為其如斯候。以上。

読み 其の元庄屋殿へ御申し候て、書き上げらるべく候。其の為、斯くの如くに候。以上。

 

解説 「其元」・・・其の許。そちらの。 「庄屋殿江」・・・上野浦の庄屋殿へ。 「御申候而」・・・話して。頼んで。 「可被書上候」・・・書き上げてもらいなさい。 「為其」・・・そう言うことで。 「如斯候」・・・この様に要望します。この辺りは字も達筆で、読み取るのはたいへん難しい。 最後は「以上」。 文意。 そちらの庄屋さんへ申し入れて、私どもの要望を書き上げて貰いなさい。そう言う事で、この様に要望します。