古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十二章 乍恐奉願 口上 其の五

2014年11月06日 05時02分54秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願 口上」第一頁、上の九~十行目

 

解読 相動キ候へ者、親共并親類者勿論、五人組合者ニ至迄

    一等大イニ心配難儀迷惑仕罷有候間、何卒々々

読み 相働き候えば親共並びに親類は勿論、五人組合者に至る迄

        一等大イニ心配・難儀・迷惑仕り罷り有り候間、何卒何卒

 

解説 「相動キ」・・・相働き。相はたらき。「動」には「働く」と言う意味も有ります。 「候へ者」・・・そうらえば。 「親共」・・・「親」は三行目に出ました。 「并」・・・並びに。 「親類」・・・これも読むのは困難です。 十行目はじめは「一等」・・・「一統」の当て字。一同。 「心配・難儀・迷惑」・・・難しいが、流れで読みましょう。 「仕罷有」・・・仕り罷り有り。しており。 「候間」も読むのは困難です。