古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の十一

2014年11月28日 04時12分54秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第三頁、上の一~二行目

解読 調法儀殊之外大膽者ニ奉落入候。右

   ニ付而者下浦喜市様・文蔵様・政右衛門様

読み (不)調法儀、殊の外大胆者に落ち入り奉り候。右

   に付いては、下浦喜市様・文蔵様・政右衛門様

解説 「不調法儀」・・・不調法なる儀。行き届かない事。 「殊之外」・・・とりわけ。「殊」は読めません。 「大膽者」・・・『だいたんもの』。肝っ玉の太い人。「膽」は旧字体です。大胆者。 「奉落入候」・・・落ち入り奉り候。「奉」も「落」も難解。ここの意味は恥ずかしながらよく説明出来ません。 「下浦」・・隣の田並浦の通称です。 「喜市様」・・・「様」が超難しい。「喜」の略字はこのソフトに入っていません。 「政右衛門様」・・・「政右衛門」が難しい。読み方は「まさうえもん」ではなく、「まさえもん」と読みます。本古文書は書き方に癖が有り、全体に意味不明の言葉が多い様です。