古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百五十六

2017年05月13日 08時23分10秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第百一ページ、上の三~四行目

解読 上陸致候、船頭ハ駕籠ニ而御奉行所江罷越

    私并通詞人茂御奉行所江罷越、扨私壱人

読み 上陸致し候、船頭は駕籠にて御奉行所へ罷り越し

    私並びに通詞人も御奉行所へ罷り越し、さて私一人

説明 「上陸」・・・簡単な字ですが、「上」が難しい。 「船頭」・・・「頭」は形で覚える字です。「駕籠」・・・特に「籠」が読みにくい。 「御奉行所江」・・・御奉行所へ。 下の二文字は「罷越」・・・まかり越し。 「私并」・・・私並びに。 「通詞人茂」・・・これも難解。「通詞人も」。 「御奉行所」・・・前行に続いて出ました。 「罷越」・・・前行と同じ。 「扨」・・・太い文字で読むのは困難。 最後は「私壱人」・・・「壱」が読めません。


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