昨日、7月6日、
私は特別な用事があって
渋谷のタワーレコードに行きました。
かつて「私の庭」のようであったその場所に
足を踏み入れて、CDを買うというのは、
多分、15年以上ぶりだったと思います。
特別な用事というのは、
私の長年の親愛なる人、
シンガーソングライターであるハルナが
(私はハルちゃんと呼んでいる)
ついにデビューアルバム「Hometown」をリリース、
というのが昨日だったからです。
(そのハルちゃんとデビューアルバムのお話は、
きっと別の機会でお話をさせてください。
サラッとついでに書けることではないのです。)
ですので、今日は
15年以上ぶりのタワレコ体験についてお話を。
お昼頃渋谷に着いた私はお腹がぺこぺこで
まずは腹ごしらえをせねばとなり、
本当は私はお昼は軽くパンとかを食べるのが好きなのですが、
意外と渋谷というのは、
パン屋さん、かつ食べる場所も付いてる、っていうのがない?
スペイン坂にある老舗『人間関係』(知っている人は知っている)も考えましたが、
う〜〜ん、なんとなくピンと来ない。
じゃあ、何にピンと来たかったって
まさかのシェーキーズのバイキングランチ
「お昼は軽くパンがいい」って嘘じゃないか。
これまたもう15年ぶりどころの騒ぎじゃないよっ、
高校生ぶりかい?っていうくらいの久々でして。
今回はタワレコ体験のお話なので、シェーキーズ体験は割愛させていただきますが、
なかなかの久々体験だったので、シェーキーズで撮った写真などをfacebookで載せましたら、
あるお友達が「店のチョイスが、さすが若い」というコメントをくれて、
そして、その「若い」という言葉から思ったよ。
ち・・・違う。若いんじゃない。「古い」んだ、私の店のチョイスは・・・!
昭和時代なんだよ、そのチョイスのセンスが・・・と、愕然としたのでありました。
ピザとポテトとパスタでお腹がいっぱいになり、
やや重い体で
マイ・オールド・ガーデン・タワレコへ。
Twitterで見ていたとおり、
入り口入って真正面に山下達郎さんのニューアルバム「Softly」、
・・・の横にハルちゃんのデビューアルバムが!
(ハルちゃんはずっと達郎さんのツアーメンバーとして活躍していて、
今回のアルバムには、達郎さんもコーラスアレンジとコーラスで
参加していらっしゃるのですよ!)
おお、ハルちゃん、ついにここまで来たね。
彼女のCDを手に取り、
そして一瞬迷ったが、「まあ、せっかくなので(←超失礼」ということで
達郎さんのCDも手に取り、
お会計をいたしましたよ。
そうか。
こうやってCDを買うのも15年以上ぶりだ・・・。
急にタワレコカウンターが懐かしくなるのでした。
というより、とても不思議な感覚でした。
なんかタイムスリップしたような。
ここでミッション・コンプリート。
でも、せっかくだからもっと見て行こうかな。。。
フロアガイドを見てみると、
今は、クラシック、Jazz 、洋楽全般が
全部7階にあるのね。
(以前は洋楽だけで1フロア使ってなかったっけ?)
一階の右手にはエスカレーター。
ああ、これも思い出したよ。
昇ったり降りたりしていたな、かつて。
でも7階に行きたいから、エレベーターにしよう・・・
どこだっけ・・・?あ!奥だ、左の奥だ!
と思い出しました。
そうそう。
エレベーターはここだった。。。
(色々思い出してきました。
なんてったって15年以上ぶりですから)
それは外が見えるエレベーターで
私は乗り込みました。
すると。
また泣いてるんかい、私よ?!
ここのところ
こんなことばかりだ。
平日の昼間、ガラガラだし、エレベーターも一人でしたので、
「私はまた泣いている」と涙を流しておりました。
なんでしょう、15年以上放っておいたもの、
奥に閉まってしまったもの、
「もういいや」と背を向けたもの、
そういうものが、
ドドーーーーーーっと戻ってきたような感じでした。
「おいおい、忘れんなよ。忘れちゃダメなんだよ。
そろそろ思い出しなさいな。」
それらは怒ってるんじゃないんだ。
すごい楽しそうに笑ってるのよ。
楽しそうに私のところに戻ってきて
私の手を取って「さあ、歌おうよ!踊ろうよ!」、
そんな風に言っているようで。
7階に着くと、
そこもまたお客さんはほとんどいなくて。
特にお目当のものはなかったけれど、
なんとなくグルッと廻って・・・
ちょうど私が好きな、でも、youtubeとかでしか聴いたことなかった、
Jon BatisteというSoul系アーティストのアルバムが試聴できるコーナーがあって・・・
ああ!
この試聴機にかかってるヘッドフォンを手に取って、
頭に装着する感覚!
全く進化してない(進化しようがない)、試聴用CDプレーヤー!
「Play」を押すと、
ご機嫌なOld SchoolなSoul Musicが流れてくる。
ひゃ〜〜〜!
わ〜〜〜〜〜〜い!
楽しい〜〜〜〜〜!
周りに誰もいないこをいいことに、
ヘッドフォンが千切れない程度に踊りましたよ。
タワレコで砂漠に雨が降ってきた
そう、砂漠に雨が降ってきた。
砂漠に雨が降ると、きっとこんな気持ちなんだろう。
砂漠になっていたことすら気づいてなかった。
アメリカにいた時は
ほぼ毎日、学校の近くのタワレコに通いました。
25歳の時に帰国してから、
私は今度は渋谷のHMVとタワレコに通いました。
33歳くらいまでだったろうな。
でも少しずつ、つまんなくなってきてしまった。
音楽が、というよりも、自分が歩んでる道が。
その先に面白いものを見据えることができなくなってしまった。
私は自分が歌う目的を失ったのです、その頃。
そこから
結婚、出産、育児・・・
2016年の一念発起の歌手復帰。
2005年くらいから2015年くらいまでの10年間というのが、
まさに私にとっては、
音楽的砂漠時代となったのですね。
聴かなくなりました。
新しいアーティストにも全く興味がなかった。
実家には10代からコツコツ貯めた数百枚のCDを残したまま、
私は音楽から離れていったのですね。
2016年に歌手復帰をして、
プロのお仕事とは別に、
「自分が歌いたい歌を歌う」LIVE活動・・・
活動、という意味では初めて
「活動しよう」と思ったのですね。
2020年、コロナというものが世界を覆い尽くし、
さあ、活動再開か、という時に
昨年末に個人的に内面で大シフトが起きて、
かれこれ6ヶ月以上の
暗黒時代、笑。
を、そろそろ終わらせろ!
という意味での、昨日のタワレコ体験だったように思うのです。
満を持しての、
タワレコとの再会。
満を持してのハルちゃんのデビュー、からの、
避けようものないタワレコとの再会。
これはね、
Youtubeでも、
Spotifyでもダメでね。
全身で感じて、思い出す必要があったのだと思います。
何をって、
私が通ってきた道。
かつて、私がこの足で歩いた道。
新たな道を歩むために、
過去から思い出さなければならないことが
きっとあるのです。
掘り返さなければならないもの。
Jon Batisteのご機嫌な音楽を
ヘッドフォンで聴きながら、
踊らずにはいられないほど楽しくて、
タワレコを後にしながら、
随分と私は「深刻」になってたな、
楽しい気持ちを自分に許さないようになっていたな、
と思いました。
そうすると、自分の中から出たいものが出られない。
それは純粋な喜びではないでしょうか。
そもそも、そこから全て始まったのではないだろうか。
純粋な喜びを覆っていたものが深刻さだっとしたら、
昨日私は随分と大事な体験をしたと思います。
さあ!
歌おうよ!
踊ろうよ!
何度もそこに帰らないといけないです。
タワレコで砂漠に降った雨は
そういう感覚を思い出させてくれました。
渋谷タワーレコード。正面にはどどーんとね。
涙のエレベーターを降りて、目の前に広がった世界。
懐かしいヘッドフォンを装着して、Jon Batisterをノリノリで聴く。
上→ハルナ「Hometown」下・左から→山下達郎 Jon Batiste Silk Sonic
CDってね、アーティストからの贈り物、宝物のような感じがします。
CDプレーヤーで、「大事に聴く」のです。
*聴くブログ!?「Soul Quest Sound Blog」という
ラジオなようなものを勝手に作って展開しております!
このブログの調子が、そのまんま私のトークと音楽で展開されています。
このブログのカテゴリー「Sound Blog」から是非どうぞ!
クリックしてすぐに聴けるようになっています。
私のオフィシャル・ページを
どうぞご訪問くださいませ。
プロフィール、経歴、ライブ情報、
それから私の歌も視聴できます!
https://www.ayukosaito.com
↓日々の「歌ってる動画」をInstagram(IGTVセクション)/ Twitterにアップしています
Instagram https://www.instagram.com/ayuko.is.here/
↓「歌ってる動画」以外にも、『今日のインスピレーション』(短い言葉)を展開しています
Twitter https://twitter.com/AyukoSaito
↓私の過去のlLIVE映像などはYoutubeでアップしています
https://www.youtube.com/channel/UCZiH2XUoIk7XVpWLuowKDUA
私は特別な用事があって
渋谷のタワーレコードに行きました。
かつて「私の庭」のようであったその場所に
足を踏み入れて、CDを買うというのは、
多分、15年以上ぶりだったと思います。
特別な用事というのは、
私の長年の親愛なる人、
シンガーソングライターであるハルナが
(私はハルちゃんと呼んでいる)
ついにデビューアルバム「Hometown」をリリース、
というのが昨日だったからです。
(そのハルちゃんとデビューアルバムのお話は、
きっと別の機会でお話をさせてください。
サラッとついでに書けることではないのです。)
ですので、今日は
15年以上ぶりのタワレコ体験についてお話を。
お昼頃渋谷に着いた私はお腹がぺこぺこで
まずは腹ごしらえをせねばとなり、
本当は私はお昼は軽くパンとかを食べるのが好きなのですが、
意外と渋谷というのは、
パン屋さん、かつ食べる場所も付いてる、っていうのがない?
スペイン坂にある老舗『人間関係』(知っている人は知っている)も考えましたが、
う〜〜ん、なんとなくピンと来ない。
じゃあ、何にピンと来たかったって
まさかのシェーキーズのバイキングランチ
「お昼は軽くパンがいい」って嘘じゃないか。
これまたもう15年ぶりどころの騒ぎじゃないよっ、
高校生ぶりかい?っていうくらいの久々でして。
今回はタワレコ体験のお話なので、シェーキーズ体験は割愛させていただきますが、
なかなかの久々体験だったので、シェーキーズで撮った写真などをfacebookで載せましたら、
あるお友達が「店のチョイスが、さすが若い」というコメントをくれて、
そして、その「若い」という言葉から思ったよ。
ち・・・違う。若いんじゃない。「古い」んだ、私の店のチョイスは・・・!
昭和時代なんだよ、そのチョイスのセンスが・・・と、愕然としたのでありました。
ピザとポテトとパスタでお腹がいっぱいになり、
やや重い体で
マイ・オールド・ガーデン・タワレコへ。
Twitterで見ていたとおり、
入り口入って真正面に山下達郎さんのニューアルバム「Softly」、
・・・の横にハルちゃんのデビューアルバムが!
(ハルちゃんはずっと達郎さんのツアーメンバーとして活躍していて、
今回のアルバムには、達郎さんもコーラスアレンジとコーラスで
参加していらっしゃるのですよ!)
おお、ハルちゃん、ついにここまで来たね。
彼女のCDを手に取り、
そして一瞬迷ったが、「まあ、せっかくなので(←超失礼」ということで
達郎さんのCDも手に取り、
お会計をいたしましたよ。
そうか。
こうやってCDを買うのも15年以上ぶりだ・・・。
急にタワレコカウンターが懐かしくなるのでした。
というより、とても不思議な感覚でした。
なんかタイムスリップしたような。
ここでミッション・コンプリート。
でも、せっかくだからもっと見て行こうかな。。。
フロアガイドを見てみると、
今は、クラシック、Jazz 、洋楽全般が
全部7階にあるのね。
(以前は洋楽だけで1フロア使ってなかったっけ?)
一階の右手にはエスカレーター。
ああ、これも思い出したよ。
昇ったり降りたりしていたな、かつて。
でも7階に行きたいから、エレベーターにしよう・・・
どこだっけ・・・?あ!奥だ、左の奥だ!
と思い出しました。
そうそう。
エレベーターはここだった。。。
(色々思い出してきました。
なんてったって15年以上ぶりですから)
それは外が見えるエレベーターで
私は乗り込みました。
すると。
また泣いてるんかい、私よ?!
ここのところ
こんなことばかりだ。
平日の昼間、ガラガラだし、エレベーターも一人でしたので、
「私はまた泣いている」と涙を流しておりました。
なんでしょう、15年以上放っておいたもの、
奥に閉まってしまったもの、
「もういいや」と背を向けたもの、
そういうものが、
ドドーーーーーーっと戻ってきたような感じでした。
「おいおい、忘れんなよ。忘れちゃダメなんだよ。
そろそろ思い出しなさいな。」
それらは怒ってるんじゃないんだ。
すごい楽しそうに笑ってるのよ。
楽しそうに私のところに戻ってきて
私の手を取って「さあ、歌おうよ!踊ろうよ!」、
そんな風に言っているようで。
7階に着くと、
そこもまたお客さんはほとんどいなくて。
特にお目当のものはなかったけれど、
なんとなくグルッと廻って・・・
ちょうど私が好きな、でも、youtubeとかでしか聴いたことなかった、
Jon BatisteというSoul系アーティストのアルバムが試聴できるコーナーがあって・・・
ああ!
この試聴機にかかってるヘッドフォンを手に取って、
頭に装着する感覚!
全く進化してない(進化しようがない)、試聴用CDプレーヤー!
「Play」を押すと、
ご機嫌なOld SchoolなSoul Musicが流れてくる。
ひゃ〜〜〜!
わ〜〜〜〜〜〜い!
楽しい〜〜〜〜〜!
周りに誰もいないこをいいことに、
ヘッドフォンが千切れない程度に踊りましたよ。
タワレコで砂漠に雨が降ってきた
そう、砂漠に雨が降ってきた。
砂漠に雨が降ると、きっとこんな気持ちなんだろう。
砂漠になっていたことすら気づいてなかった。
アメリカにいた時は
ほぼ毎日、学校の近くのタワレコに通いました。
25歳の時に帰国してから、
私は今度は渋谷のHMVとタワレコに通いました。
33歳くらいまでだったろうな。
でも少しずつ、つまんなくなってきてしまった。
音楽が、というよりも、自分が歩んでる道が。
その先に面白いものを見据えることができなくなってしまった。
私は自分が歌う目的を失ったのです、その頃。
そこから
結婚、出産、育児・・・
2016年の一念発起の歌手復帰。
2005年くらいから2015年くらいまでの10年間というのが、
まさに私にとっては、
音楽的砂漠時代となったのですね。
聴かなくなりました。
新しいアーティストにも全く興味がなかった。
実家には10代からコツコツ貯めた数百枚のCDを残したまま、
私は音楽から離れていったのですね。
2016年に歌手復帰をして、
プロのお仕事とは別に、
「自分が歌いたい歌を歌う」LIVE活動・・・
活動、という意味では初めて
「活動しよう」と思ったのですね。
2020年、コロナというものが世界を覆い尽くし、
さあ、活動再開か、という時に
昨年末に個人的に内面で大シフトが起きて、
かれこれ6ヶ月以上の
暗黒時代、笑。
を、そろそろ終わらせろ!
という意味での、昨日のタワレコ体験だったように思うのです。
満を持しての、
タワレコとの再会。
満を持してのハルちゃんのデビュー、からの、
避けようものないタワレコとの再会。
これはね、
Youtubeでも、
Spotifyでもダメでね。
全身で感じて、思い出す必要があったのだと思います。
何をって、
私が通ってきた道。
かつて、私がこの足で歩いた道。
新たな道を歩むために、
過去から思い出さなければならないことが
きっとあるのです。
掘り返さなければならないもの。
Jon Batisteのご機嫌な音楽を
ヘッドフォンで聴きながら、
踊らずにはいられないほど楽しくて、
タワレコを後にしながら、
随分と私は「深刻」になってたな、
楽しい気持ちを自分に許さないようになっていたな、
と思いました。
そうすると、自分の中から出たいものが出られない。
それは純粋な喜びではないでしょうか。
そもそも、そこから全て始まったのではないだろうか。
純粋な喜びを覆っていたものが深刻さだっとしたら、
昨日私は随分と大事な体験をしたと思います。
さあ!
歌おうよ!
踊ろうよ!
何度もそこに帰らないといけないです。
タワレコで砂漠に降った雨は
そういう感覚を思い出させてくれました。
渋谷タワーレコード。正面にはどどーんとね。
涙のエレベーターを降りて、目の前に広がった世界。
懐かしいヘッドフォンを装着して、Jon Batisterをノリノリで聴く。
上→ハルナ「Hometown」下・左から→山下達郎 Jon Batiste Silk Sonic
CDってね、アーティストからの贈り物、宝物のような感じがします。
CDプレーヤーで、「大事に聴く」のです。
*聴くブログ!?「Soul Quest Sound Blog」という
ラジオなようなものを勝手に作って展開しております!
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