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討論・暴論・強硬論 平成26年4月号 「ウクライナ問題を語る!」

2014-05-20 03:24:28 | 欧州情勢複雑怪奇

思いがけないものを見た。チャンネルくららさんの番組。

討論・暴論・強硬論 平成26年4月号 「ウクライナ問題を語る!」 第1回 宮脇淳子 馬渕睦夫 桜林美佐 上念司 倉山満【チャンネルくらら】
http://www.youtube.com/watch?v=sxdA9yXcT6k

討論・暴論・強硬論 平成26年4月号 「ウクライナ問題を語る!」 第6回 宮脇淳子 馬渕睦夫 桜林美佐 上念司 倉山満【チャンネルくらら】
http://www.youtube.com/watch?v=OeEZKwJC1z8

第1回から6回まであって、全部面白い。10分×6回みたいな感じかな?

ウクライナ問題の重要ポイントは、第1回で馬渕さんが話し込んでらっしゃる。

ロシアとはどんな国なのかのお話から、ソ連邦崩壊後のお話、さらには国際金融資本さんというのか、なんだかすごい人たちが関わってロシアの収奪に勤しんでいた・いる?というお話など盛りだくさん。

全部重要なテーマなんだけど、第6回で、アメリカはアフガン戦争あたりからずっとおかしい、誰が何のために戦っているのかわからない・・・もう国と捉えることが難しいぐらいだ、という指摘をみなさんがなされていることがとりわけ印象に残った。

まったく個人的に、最近抱えていた違和感に答えたくれた、と思った。それは、みなさん、そう思いますよね~と言えちゃうこの感じ。つまり、やっぱり日本ってthe Westではあるけど、確かに西欧圏じゃないということ。

何を今さら、と思うでしょ? でもね、私たちが日ごろしばしば読む記事の数々は、西欧圏の人の視点で書かれている。翻訳か参考かは別にして。しかし私たちと西欧文明圏の人たちとの間には大きな認識のギャップがいろんなところである。

例えばこの、イラク、アフガン戦争あたりからアメリカが怪しすぎて付いていけない、ってな感情は日本では別に不思議ではない。ある種の共通認識っぽい。単純に、立場のある人は立場のある場所では言わないという不文律があるだけ(それがいいかどうかはともかく)。でもって、別にそのことが我が事として胸に堪えたりはしない。だって他人事だから。

でも、欧米人はそれが自己と関係があるわけですね。特にアメリカ人は(ウクライナの件では、多くの欧州人が我が事として腹をたてているけど)。だから、その分けのわからない自国の行動を悲しく思っている人と、いいやそんなことはないと公式の説明を頭っから信じようとする人がいる。信じられなくても信じている、という感じがする。それはつまり、自分たちは絶対に正しいという立場にしがみついている姿なんだろうと思う。

今回も、ウクライナ問題でロシアだけが一方的に悪いという説明が受け入れられる人は多数いる。それは心底では、敵がいることによって自分たちの正しさを誇っているみたいな感じがする。とにかく、ロシアが悪くなければ気がすまないという、おかしな言い方だけど「迫力」さえ持った人たちが確かにいる。そして、個別の事象を否定されると、でも、ロシアは民主主義でない、独裁だ、圧制だ、所詮文明的ではない云々という理由を高らかに語る。

(しかし、クーデーター起こして民間人殺害を幇助するよりよっぽどモラルがあると思うんだけど・・・)

私たちは、先進国だろうがthe Westだろうがなんだろうが、日本人であって別に欧米人じゃないので、自分にはこう見える、それはちょっとへんだ、という感触を大事にすればいいと思う。しかし、その態度は時々意識しないと流されるので注意しよう。

個人的には日本はG7を出てもいいんじゃないかと思うこともある。これがある限り the Westで縛られるから。

the Westでいることにもメリットはあるんだろうけど、私が最近危惧しているのは、これでいることによって、アジアにおける日本の立場が微妙になることかな。今回みたいな、欧米が横暴なことをしている時、アジア系はだいたい腹を立てている。すると日本は欧米人グループに入ってる、ああ日本はあっちの人か、みたいな感じ。


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