用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

知らなきゃ知らないで済んだ?

2011年05月13日 01時38分31秒 | 放射能?
 昨日の朝のTV朝日のモーニングバードとかって番組で、玉川さんというレポーターのコーナーの話に呆れ果てた.....という話を聞いて、ネットで探してみた。 何か必要以上に腹立つ内容だったらしい.....。

 「原子力は安い」の大ウソ!原発10・68円、 火力9・9円、水力7・26円( J-CAST テレビウォッチ )

2011/5/12 16:06
 玉川徹レポーターの「そもそも総研」コーナーで、「原子力発電は安いのか」と多くの人が感じている疑問にストレートに切り込んだ。
 電気事業連合会が出している発電コストの比較では、1KW当たり原子力5・3円、火力6・2円、水力11・9円で、原子力が一番安い。これがこれまでの原子力発電推進の基本になっていた。だが、これに異を唱える人は結構いる。まず京大原子炉実験所の小出裕章助教。 原子力の専門家でありながら、原発に反対している。

■ 六ヶ所村や敦賀に巨額交付金
 小出助教は「原子力エネルギーに夢を託してこの道に入ったが、事実に反することがわかった。なおこの仕事にいるのは、反対する人間が必要だと思うからだ」と話し始めた。そして、電事連の数字を「旧通産省や経済産業省がモデルを作って出したイカサマ計算。原子力は安くない」という。
 立命館大の大島堅一教授は別のコスト計算をしていた。
 「政府の審議会は計算に一定のモデルを使う。発電所建設がいくらか、何十年使うか、燃料はいくらかなどを仮定して計算すると、原子力が一番安いと出ている。私がやったのは仮定ではなく実績をもとにした計算。国民が負担した費用はいくらだったか。それを得られた発電量で割ってみました」
 40年間の実績(有価証券報告書)から割り出したところ、火力9・8円、原子力8・64円、水力7・08円。原子力がいちばん安くはない。
 大島教授はさらに、国民負担という点から「税金負担分」をこれに加えた。税金は原発に多く使われているので、「原子力は(ほかの発電より税投入が)2円くらい高くなる」
 結果は、原子力10・68円、 火力9・9円、水力7・26円 で、一番高いのは原子力発電だ。大島教授は「再処理をいれると高コスト事業なんです。国民の合意が得られるかどうかは微妙だ」という。
 原発に注ぎ込まれている税金とは何か。電源開発促進税というもので、1KWにつき37・5銭。東京電力管内の一般家庭で毎月約108円が上乗せ徴収されているという。その税金が何に使われたかというと、たとえば「青森・六ヶ所村の文化交流プラザ」の総事業費約32億8000万円の交付金として31億9000万円。「福井・敦賀市のきらめき温泉リラポート」の総事業費約35億9000万円の交付金24億3000万円といった具合だ。
 赤江珠緒キャスター「原発事故があって、その補償などにお金がかかるから高いといわれていますど、そうじゃなくて、そもそもはじめから高かったということですよね」

■ 大震災以降も資料出さない政府・経産省
 なぜこんなに食い違うのか。衆院議員の河野太郎氏に聞いた。
 「経産省にバックデータ出せというと、黒塗りになっているものを出してくる。これは何だというと、電力会社の企業秘密なので出せませんという。東日本大震災のあった3月11日(2011年)以後にも請求したが出せないという。都合が悪い数字なんでしょうね、経産省、電力会社、これまで原発を進めてきた利権団体から見て。でなければ堂々とメリットがあると出してくるでしょう。原発をすすめるために、安いですよ、CO2は出しません、でやってきた。
国会の仕事でもあり、歴代経産大臣は資料を見ることができるから、何をしていたのかともなる。封じてきたのは自民党。民主党もあまり追及しなかった」
 玉川「メディアの責任もある。ただ信じてきたんだから」
 松尾貴史(タレント)「海江田さんが出せといったら出るものでしょう」
 玉川「もちろんです。検証した結果、原子力が安ければそれでいい」
 司会の羽鳥慎一「いかに関心を払ってこなかったか」
 まあ、これだけの事故を起こしたコストも含めて、計算結果を見たいものだ。

 自身オール電化マンションなんぞに暮らしている負い目もあって、これだけの危険に曝されながらも、夏場の電力需要を思えば、原発やむなし.....と、口にできたのも、「安上がりだし効率イイし.....」と、メディア同様「信じてきた」からに他ならない。 この記事の中に記載はなかったが、小出助教授によれば、そも化石燃料よりもウラン採掘の方が、先に枯渇の憂き目を見るだろうとのことで、元々原子力自体が、とても「未来の発電の旗手足り得なかった」との話がとっかかりにあったとのこと.....仮に、玉川さんが言った通り、検証した結果原子力が安かったとしても、原発を受け入れる材料が見当たらなくなったと言えなくないか!?
 ここまでベッタリだと、所詮ヒモ付き政治家には手も足も出ない状況だろう。 その意味では、現首相はひっくり返すには適した人材.....任せてイイのか?と思ってしまう頼りなさは残るが、任せる他ないし、この際利権とキッチリ切り離して、まともにエネルギー政策に取り組んで欲しいものだ。
 何にせよ、原発はいらない!