用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

官房長官の発言って「感情論」だったの?

2011年05月14日 13時24分11秒 | 放射能?
 東電融資に政府が異例介入…金融界、一斉反発(読売新聞) - goo ニュース

2011年5月14日(土)10:04
 東京電力福島第一原子力発電所の事故の損害賠償の枠組みを巡り、枝野官房長官は13日の記者会見で、東電の取引金融機関に一部債権放棄(借金の棒引き)を求めた。
 民間の取引に政府が介入する異例の発言に対し、金融機関は反発している。東電の破綻回避と賠償金の支払いを確実にするための枠組みも崩しかねない。

 ◆「不健全」◆
 枝野長官は13日の記者会見で、震災前の融資分が債権放棄されなくても公的資金投入に国民の理解が得られるかと問われ、「到底得られないと思う」と述べた。さらに、債権放棄が実現しなければ公的資金を投入しない可能性にも言及した。
 これに対し、同日の決算発表の席上で、金融機関トップからは「最初から金融機関に放棄してもらえばいいというストーリーは健全ではない」(みずほ信託銀行の野中隆史社長)などと反発する声が広がった。
 そもそも、枝野発言は、公的資金を投入しなければ、東電が破綻し、賠償金の支払いにも支障が出かねないという矛盾も抱えている。政府内からも「基本的に東京電力と金融機関の話。政府が介入するのはどうか」(経済閣僚)と疑問の声が上がった。

 <無担保が大半>
 ◆「優良企業」◆
 枝野長官が言及したのは、震災後に大手行が行った約2兆円の緊急融資を除いた約2兆円についてだ。東電が優良企業だったこともあり、大半は担保を取っていない無担保融資だ。
 このため、東電が債権放棄などの金融支援を要請した場合、取引金融機関は貸し倒れに備えた引当金を大幅に積み増し、最大数千億円の損失計上を迫られる。新たな融資をすればするほど損失を計上する必要があり、取引行は「新規融資には応じられなくなる」(幹部)と反発している。
 金融機関に負担を求めるのは当然という感情論だけでは、枠組みの前提となる金融機関の協力が得られなくなる可能性が高い。
 東電の信用力も低下するのは確実で、13日の東京株式市場で東電株は大幅続落した。企業が破綻するリスクを取引する金融派生商品(クレジット・デフォルト・スワップ)のうち、東電のスプレッド(保証料率)も急拡大した。「破綻確率が高まった」と受け止めた投資家が増えたためだ。
 社債などの発行は一段と困難になる可能性が高く、東電が市場からも資金調達ができなくなり、東電を破綻させずに損害賠償を進めていく政府の枠組みが機能しなくなる危うさをはらんでいる。
 銀行が債権放棄に応じるためには、東電が実質的な債務超過に陥っていることが前提となる。しかし、現時点では被災者への損害賠償や、福島第一原発の廃炉に必要な費用も見積もれない段階で、債務超過の認定ができるのか、疑問視する声が多い。(是枝智、越前谷知子)

 とかく、破綻来した金融機関助けるのに、公的資金入れた経緯を引き合いに、いざって時は協力するのが当然!って言われ続けたんじゃ癪に障るんだろうけど、優良企業だってんで、頼みもしないのに、無担保でよろしいので金借りてくださいませっ!てな営業続けてるような輩が、企業努力度外視して、批判の槍玉に上がったことをとやかく言うのも、不快感を禁じ得ないやなぁ.....。
 ただ、どーも納得いかないのは、コイツを我々庶民の「感情論」で片付けられた点.....。
 持たざる者の嫉みだって言われたら、否定できないかな? そんなに突飛な話にも響かないけど?
 細かい話聞いても、「既存の枠組み」なんてのを説明されても、どーせ感情論に走る俺みたいなのに理解可能とは思っちゃいないけど、相手が東電だからって、一般的な手順すっ飛ばしたのは、金融機関が先なんだろ? 原発事故に対する補償額が青天井って話なら、まずは東電自身が「どこまで切り詰められるか!?」って話じゃなきゃおかしいし、国が助けるのは「東電破たん!」が前提でなきゃおかしいじゃん? つまり、国の手が入ろうが入らなかろうが、震災前に貸した金は、無担保ってことなら返ってこないのが当然じゃん?
 まぁ東電だって役員報酬50%カットして、なお役員の手元に4000万近い報酬が残るような、杜撰なリストラ策提示してるんだから、話が金融機関の対応にだけ特化すると偏っちゃうかな....「率先して放棄しろっ!」て言われたんじゃ、震災復興に協力しようとしてたとしても、やる気も萎えるわな.....。

 書いてて今さら気付いたけど、この件って『国の責任』が度外視されちゃうのがよくないんだな.....。 書いてて自己矛盾に陥ってしまいそうだけど、東電が破たんしないと国が援助しないって形は、この事故が「天災」と認定された場合は、逆になっちゃうんだな.....。
 現場で頑張ってる方々には申し訳ないけど、人災だよ! 俺はそう思う。

どう変われる?

2011年05月14日 08時51分36秒 | 放射能?
 高い放射線量、東電公表せず 3号機、水素爆発前に把握(朝日新聞) - goo ニュース

2011年5月13日(金)05:31
 福島第一原発の事故をめぐり、東京電力が、3月14日に水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋について、その前日から高い放射線量のデータを把握していたにもかかわらず、公表していなかったことが分かった。東電の内部資料で判明した。原子力の専門家らは「作業員や国民の情報共有のため、具体的な数値をいち早く明らかにすべきだった」と指摘している。
 この爆発で東電社員7人が負傷。今後の事故検証で、データ共有しなかったことが避難の遅れにつながらなかったかなど、東電の対応ミスの有無が焦点の一つになる見通しだ。この内部資料もそれを判断する材料になるとみられる。
 朝日新聞が入手した内部資料は、地震が発生した3月11日から4月30日までの期間に、福島第一原発の事故をめぐる動きが時系列で並べられている計約100ページの一覧表。原発や東電本社など様々な情報を集約したとみられ、原発内の放射線量や原子炉内の圧力、水位についてのデータや、保安や復旧を担当する各班の動き、敷地内の放射線量などが、分単位で記載されている。
 福島第一原発では運転中だった1~3号機が3月11日の地震で自動停止。その後に津波に襲われた影響で全電源が喪失し、原子炉が冷却できなくなった。12日に1号機が水素爆発した後、3号機では13日午後から炉内に海水を注入して冷却が試みられたが、14日午前11時ごろに水素爆発を起こし、原子炉建屋の上部が吹き飛んだ。燃料棒が一時露出するなど炉心が損傷し、爆発しやすい水素が発生していたとみられる。
 東電の内部資料によると、3号機については、13日から、原子炉建屋内の高い放射線量のデータや水素が増えている可能性について記述があった。「二重扉内側300mSv/h(ミリシーベルト毎時)」(13日午後1時17分)、「水素がたまっている可能性が高い(1号機と同様)」(13日午後2時7分)、「二重扉北側300mSv/h以上(中は白いもやもや状態)、南側100mSv/h」(13日午後2時31分)などだ。毎時300ミリシーベルトは、福島第一原発の作業員に限って認められる年間の上限線量250ミリシーベルトと比べても非常に高い数値だが、東電はこれらのデータについて未公表だ。
 枝野幸男官房長官は3月13日午後の記者会見で、3号機で水素爆発が起こる可能性について言及したが、結局、その爆発で7人が負傷し、うち6人に放射性物質の付着が確認された。
 宮崎慶次・大阪大名誉教授(原子炉工学)は、「非常事態だからこそ現場は対応に追われていたはずで、東電本社が判断して、具体的なデータを作業員や国民に公表すべきだろう。公表しなかった本社の判断は、今後検証されなければいけない」と指摘。技術評論家の桜井淳さんも「日本の原発事故への対応は、世界的に注目を集めている。このデータにとどまらず、携わった人の証言、東電本社、国などの指揮命令、判断とその根拠、情報が正確に現場へ伝わっていたのかなど、今後も解明する必要がある」と話している。
 東電広報部は「放射線量が高いことについては、これまでも事実として公表させてもらっているが、その具体的なデータなどは公表していない。整理し、しっかりとまとめた上で公表したい」としている。(藤森かもめ、小堀龍之、野口陽)

 東電は東電の論法に依った言い分があるんだろうけど、データが残ってる以上、把握していたのに公表しなかった.....ことが、避難の遅れにつながった.....って、素直に認めて反省すべきじゃないの? 素人目に見ても、事故発生当初、情報流通が滞ってた観は否めず、妙な「隠蔽体質」を疑ったりもしていたし.....。
 仕方がないんで、今後、どう変わっていけるか!?に期待するしかないんだけどね.....この期に及んで言い訳かましてるようじゃ、見込み薄いけど.....。

 福島原発1号機、格納容器に漏出「打つ手なし」 核燃料100%損傷か(産経新聞) - goo ニュース

2011年5月13日(金)08:00
 ■工程表大幅見直し
 12日、東京電力福島第1原発1号機で、原子炉圧力容器内の核燃料棒が完全に露出したことが判明し、圧力容器損傷の可能性も浮上した。原子炉を安定冷却するための作業が進められているが、見直しは避けられない。専門家からは「圧力容器に穴が開いているなら、もう打つ手がない」と危惧する声も上がり、事故の収束に向けた工程表の達成に「黄信号」がともった。(原子力取材班)

 ▼形状とどめず
 「メルトダウン(炉心溶融)が、炉心の形状を維持せず、圧力容器の下に崩れ落ちているというのであればそれ(メルトダウン)で結構」。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は12日の会見で、初めて「メルトダウン」状態にあることを認めた。
 東電はこれまで、1号機の核燃料について、約55%が損傷していると推定。一貫して「燃料が溶けて下に落ちていることはない」とし、本来の形状を維持していると説明してきた。
 ところが、今回調整した水位計で圧力容器内の水位を測定した結果、燃料の大半が露出していたことが判明。これまで燃料露出は一部とされてきただけに、京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「東電が発表したデータは信頼性がない」と手厳しい。
 米スリーマイルアイランド原発事故(1979年)では燃料の約45%が溶け、その約3分の1が底に落ちたが、小出助教は「今回の発表をみると、100%の損傷以外考えられない」と厳しい見方を示している。

 ▼再爆発はなし
 核燃料の大半は溶融して圧力容器の下部に落ちたが、下部にたまった水に漬かることで、冷却できているとされる。実際、圧力容器下部の表面温度は100~120度と比較的低い。
 大阪大の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「圧力容器の底の水に、溶けた燃料が落ちて微粒子化しているのではないか」とみる。
 核燃料が冷却できていない場合、水素が発生して爆発の懸念も生じるが、宮崎名誉教授は「温度が低いのでそういう状況ではない」と、再爆発の可能性を否定している。

 ▼部位特定急務
 「格納容器からも水が漏れている可能性が高い」
 原子力安全・保安院の西山英彦審議官が指摘するように、大量の水が放射能を含んだまま環境に漏出した恐れも懸念されている。
 圧力容器には、注水は毎時8トンペースで続けられているが、水位は上がっておらず、九州大の工藤和彦特任教授(原子炉工学)は「冷却水の行き先が分からない。漏洩(ろうえい)があるとしか考えられない」と推測。
 燃料は圧力容器底にある制御棒駆動装置や溶接部を貫通し、水が漏出している可能性が高いとみられ、工藤特任教授は「できるだけ早く損傷部を突き止める必要がある」と強調する。
 東電が工程表実現への「一番の近道」とする冠水(水棺)作業が最初に始まり、「トップランナー」(西山審議官)とされる1号機だが、専門家は「工程表通りに、冷温停止に持って行くのは難しい」と口をそろえる。工程表は第一関門からつまずき、先行きに不透明感が漂い始めた。

【用語解説】メルトダウン(炉心溶融)
 燃料棒が溶けて破損する事故。原子炉の冷却水が失われて水位が下がり、燃料棒が露出すると中の放射性物質の熱が除去できずに起きる。全体や大半が溶け落ちると「全炉心溶融」となり、想定される原子力事故の中で最悪の事態。

【用語解説】工程表
 東京電力が発表した福島第1原発事故の収束に向けたシナリオ。1~3号機の原子炉を安定的な「冷温停止状態」にするまでに6~9カ月程度、放射線量の着実な減少傾向に3カ月、放射性物質の放出管理と大幅抑制にはさらに3~6カ月が必要とした。

 どんなもんでしょ?

妙な帳尻合わせじゃなかろうな.....

2011年05月14日 08時00分07秒 | 放射能?
 1号機原子炉建屋へのカバー設置、準備に着手(読売新聞) - goo ニュース

2011年5月13日(金)17:00
 東京電力は13日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋をビニールシートで覆う工事に着手し、大型重機や材料を運び込む道路の整備など準備作業を開始した。
 設置工事は6月上旬から行う。
 放射性物質の拡散を抑える措置で、事故収束に向けた工程表でも、大気や土壌への放出を抑える対策のひとつと位置づけられている。原子炉建屋の周りに鉄骨の骨組みを組み、縦47メートル、横42メートル、高さ55メートルの範囲でビニールシートで覆う。作業員の 被曝を減らすため、建屋から離れた作業場で、ある程度組み立てたものを大型クレーンで移動させる。
 水素爆発や火災などで原子炉建屋上部が1号機と同様に壊れている3、4号機についても、準備が整い次第、シートをかける。

 必要な作業なんだから、着手してるってなら、それはそれでイイんだけど.....工程表公表してあるんで「作業にそれほど遅れはない!」を強調したいだけってことはないよね?
 こっちの話って片付いてないだろ? 汚染水が「行方不明!?」って話だったと思うけど.....。
 1号機メルトダウン 東電認める 格納容器へ漏出か(産経新聞) - goo ニュース

2011年5月13日(金)08:00
 東京電力は12日、福島第1原発1号機で、燃料棒(長さ約4メートル)が冷却水から完全に露出して溶け落ち、圧力容器下部に生じた複数の小さな穴から水とともに格納容器に漏れた可能性があると発表した。東電は、この状態を「メルトダウン(炉心溶融)」と初めて認め、格納容器ごと水を満たして冷やす「冠水(水棺)」作業の見直しに着手した。冷却作業に遅れが出るのは確実で、事故収束に向けた工程表は大幅な見直しを迫られることになった。
 これまで圧力容器内の水位は通常時の燃料上端から約1・5~1・7メートル下とみられていたが、水位計を調整して測った結果、5メートル以下と判明。1号機原子炉の燃料がすべて露出していた時期があった可能性が高く、配管の溶接部に複数の小さな穴が開き、溶融燃料が格納容器に流出したとみられるという。
 ただ、圧力容器下部の表面温度は100~120度と比較的低く、東電は「燃料は(水に漬かって)冷却できている」としている。
 格納容器内にも水はあるため、漏出した可能性のある溶融燃料は冷やされて発熱しておらず、水素爆発の危険性は低いとみている。
 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は圧力容器内の水位について、「(燃料の)一定部分は溶けて下にあり、(水で)うまく冷やされている」との見解を示した。
 東電はこれまで、炉心の損傷割合は55%と推定していたが、今回は「溶けて(本来の)燃料棒としての形状を維持できていない」として燃料が完全溶融した可能性を否定していない。
 東電は、燃料を冷やすために12日までに1号機圧力容器内に計1万トン余りを注水。現在も毎時8トンを注入し、冠水作業に取り組んでいるが、「3千トン以上の水がどこかにいっている」(東電)状況といい、圧力容器下部の溶接部から漏れ、さらに格納容器から漏水しているとみている。
 今回の事態を受け、冠水作業について東電は「見直す必要がある」とし、保安院も「(燃料の)頂部まで水で満たすのは考えにくい」との見方を示した。

 あぁそうか、工程表は既に見直しフェーズなんだ.....。 まぁ何にせよ、あんまり無理して、作業員被曝させるなんてことのないように、慎重に作業を進めて欲しいなぁ.....。